(中国)銀行貸出金利の下限廃止、景気や銀行への影響は限定的か

2013年7月22日 10:20

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記事提供元:フィスコ


*10:20JST (中国)銀行貸出金利の下限廃止、景気や銀行への影響は限定的か
中国人民銀行(中央銀行)は19日夜、銀行貸出金利の下限を20日付で廃止すると発表した。これまで基準金利の0.7倍としていた下限を廃止することで、中小企業などに資金を回りやすくする狙いがある。また、この日モスクワで開幕した主要20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議をにらみ、「影の銀行(シャドーバンキング)」対策をアピールしたものとみられている。

ただ、経済への直接的な影響は限定的との見方も。その背景として、預金金利の上限(基準金利の1.1倍)が据え置かれたこと、現時点で基準金利を下回る金利で融資している銀行は少ないことが指摘されている。人民銀の統計によると、基準金利を下回る金利での融資実行額は今年3月時点で全体の11.44%、基準金利と同水準が23.79%となっており、大半が基準金利を上回る水準での融資となっている。

同じ理由から、銀行、特に大手銀行の利ざや縮小への影響も軽微とみる向きが多い。ただ、中小銀行においては、一定の影響が出る見通し。《NT》

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