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【アナリストの銘柄分析】資生堂は1400~1500円のモミ合い煮詰まる
■今期営業利益45%増益を評価へ
資生堂 <4911> の株価は短期モミ合いが一巡して5月の高値を窺う態勢のようだ。1400~1500円のモミ合いが煮詰まっている。
国内外での売上低迷、買収した米ベアエッセンシャル社関連の減損損失などで前期の収益が大幅に悪化したが、生産・研究開発拠点の再編など構造改革の実施によって収益改善を急いでいる。また5月には、カナダのバイオベンチャー企業レプリセル社の「毛髪再生医療技術(RCH-01)」導入の技術提携契約に基本合意し、美容と医療を融合した安全で有効な毛髪再生医療の事業化を目指している。
今期(14年3月期)の連結業績は、売上高が前期比4.8%増の7100億円、営業利益が同45.9%増の380億円、経常利益が同33.8%増の380億円、そして純利益が200億円の黒字化(前期は146億85百万円の赤字)見込みとしている。
グローバルメガブランド育成などで海外の好調を見込み、円安や事業構造改革の効果で営業損益が大幅に改善する。想定為替レートは1米ドル=85円、1ユーロ=115円、1中国人民元=14円のため、円安進行による上振れ余地が大きいだろう。アベノミクス効果による国内の消費マインド改善で高額商品の販売増加も期待される。なお第1四半期(4月~6月)の業績発表は7月31日の予定である。
株価の動きを見ると、5月23日の年初来高値1608円から反落し、概ね1400円~1500円近辺でモミ合う展開だが、徐々に下値を切り上げている。短期モミ合いから上放れのタイミングが接近しているようだ。
7月16日の終値1485円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS50円25銭で算出)は30倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS722円42銭で算出)は2.0倍近辺である。
日足チャートで見ると75日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。強基調に回帰する動きのようだ。5月の高値を試す可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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