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【アナリスト水田雅展の銘柄分析】うかいは3月高値以降頑強にモミ合う、業績上ブレ期待、高値挑戦へ
高級料理店うかい<7621>(JQS)の株価は高値圏で頑強にモミ合っている。3月の年初来高値を試す展開が期待されそうだ。消費マインド改善などを背景とする業績上振れ期待が支援材料だろう。
飲食事業(高級和食・洋食店)を主力として、文化事業(箱根ガラスの森美術館)も展開している。新たな成長ステージに向けた戦略として、サービス力向上のための人材育成、製菓工房「アトリエうかい」の多面展開、和食店のお土産品強化、新業態の出店、海外企業との業務提携などを加速している。海外では、台湾・高雄市のFIHリージェントグループホテル内レストランのコンサルティング契約を締結し、実質的な海外初出店となる。
今期(14年3月期)の業績(非連結)見通しは、売上高が前期比1.0%増の118億09百万円、営業利益が同5.6%増の4億01百万円、経常利益が同60.8%増の3億42百万円、純利益が同61.2%増の2億76百万円としている。サービス力向上に向けた人件費増加などで営業利益は小幅増益の見込みだが、和食事業の好調が続き増収増益見込みである。
飲食事業の月次売上高(前年比、速報値)を見ると、全店(既存店も同じ)ベースで13年4月102.3%、5月108.4%、6月107.8%である。来客数、客単価ともに100%を超える水準で好調が続き、早くも今期業績の上振れ期待が高まっている。株高による資産効果や消費マインド改善を追い風として好業績が期待されるだろう。
5月17日に、青山財産ネットワークス(旧船井財産コンサルタンツ)<8929>との資本提携解消に伴い、同社が保有する当社株式の一部を自己株式として取得すると発表し、6月24日の株主総会で議案「特定の株主からの自己株式取得の件」が承認可決された。自己株式取得は取得株式総数上限37万株、取得価額総額上限7億2557万円、1株当たり取得価格1961円、取得期間は6月24日開催の定時株主総会終結の時から14年3月31日までとしている。
株価の動きを見ると、6月6日と7日に1600円まで調整する場面があったが、概ね1650円~1750円近辺でモミ合う展開のようだ。ただし足元では徐々に水準を切り上げて調整一巡感を強めている。
7月12日の終値1720円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS55円91銭で算出)は31倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は0.9%近辺、実績PBR(前期実績のBPS809円98銭で算出)は2.1倍近辺である。週足チャートで見ると、26週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げ、13週移動平均線を回復している。強基調に回帰する動きのようだ。3月の年初来高値1808円を試す可能性があるだろう。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
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