今日の為替市場ポイント:リスク回避的な円買い拡大の可能性は低い

2013年7月16日 08:41

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記事提供元:フィスコ


*08:41JST 今日の為替市場ポイント:リスク回避的な円買い拡大の可能性は低い

昨日15日のドル・円相場は、東京市場では99円06銭から99円62銭で推移。欧米市場では、一時100円48銭まで上昇し、99円86銭で取引を終えた。

本日16日のドル・円は、100円前後で取引される見込み。15日に発表された中国の4-6月期国内総生産(GDP)は前年比+7.5%となった。中国経済の成長鈍化に対する懸念は払拭されていないが、4-6月期の経済成長は市場予想と一致しており、リスク回避的な円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。

中国国家統計局が15日に発表した4-6月期の国内総生産(GDP)は市場予想と一致したが、市場参加者の間では、中国が金融緩和を見送り、財政出動を過度に抑制した場合、2013年の経済成長率は7%を下回るのではないか、との見方が浮上している。

国家統計局の盛来運報道官は15日の記者会見で、中国経済の13年の成長目標達成に問題はないと語った。統計局は、今年1-6月の経済成長が「全般に安定」し、主要な指標が「妥当なレンジ」にあると指摘したが、「依然として困難かつ複雑な経済状況に直面している」と説明している。中国のシャドーバンキング問題が経済全体に影響を及ぼすことは時間の問題との声が聞かれており、中国経済が今年後半に失速する可能性は否定できないとの見方が増えているようだ。《KO》

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