概況からBRICsを知ろう~中国本土市場は景気対策への期待感で大幅続伸

2013年7月12日 09:57

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記事提供元:フィスコ


*09:57JST 概況からBRICsを知ろう~中国本土市場は景気対策への期待感で大幅続伸
【ブラジル】ボベスパ指数 46626.26 +2.51%
昨日11日のブラジル市場は大幅続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比1142.83ポイント高(+2.51%)の46626.26で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは62、値下がり9と買いが優勢。全業種が上昇し、中でも素材や金融に買いが集中した。

小幅高で寄り付いた後は上げ幅を急速に拡大させ、引けまで高値圏で推移した。米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長が金融緩和を当面継続する必要があると発言したことを受け、新興国からの資金流出懸念がいったん後退。また、中国政府が金融引き締めをやや緩和させるとの観測も好感された。李克強首相はこのほど、成長下限を割り込ませない範囲内で構造改革を実施すると発言。市場関係者の間では、中国政府が温和な景気対策を実施するとの期待が高まっている。

【ロシア】MICEX指数 1368.11 +2.58%
11日のロシア市場は3日ぶりの反発。主要指標のMICEX指数は前日比34.40ポイント高(+2.58%)の1368.11で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり43、値下がり7と買いが優勢。MICEX指数はこの日、終値ベースで今年5月28日以来の高値を更新した。

小幅安で寄り付いた後はじりじりと上げ幅を拡大させた。米国の金融緩和が当面続くとの見通しが原油や鉄鋼など商品価格の先高感を強めた。また、中国政府が温和な景気対策を実施するとの期待や、この日の中国市場が今年最大の上げ幅を記録したことなども投資家心理を改善させた。

【インド】SENSEX指数 19676.06 +1.98%
11日のインドSENSEX指数は反発。米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長が量的緩和の継続を示唆し、新興国市場からの外資引き揚げ懸念がひとまず後退。アジア株式相場と足並みそろえる格好で上げ幅を拡大させた。また、中国でも李克強首相の発言を手掛かりに景気下支え観測が強まり、足元の株価下落を促していた米中の懸念材料が緩和した。この日の外国為替市場では通貨ルピーが上昇し、輸入インフレ懸念の後退が株式相場を支援した。

【中国本土】上海総合指数 2072.99 +3.23%
11日の上海総合指数は大幅に3日続伸。米量的緩和の早期終了観測が後退したことで、新興国からの資金流出懸念が緩和された。国内では、「合理的なレンジ内で構造改革に注力する」との李克強首相の発言を受け、景気対策への期待感が浮上した。また、今年上期の新車販売台数が1000万台を突破したとの統計や、国有大手4行の新規貸出額が7月第1週に大幅に増加したとの報道を受け、関連セクターに物色の矛先が向かった。《FA》

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