今日の為替市場ポイント:11日の欧米市場ではドル売りが再び優勢に

2013年7月12日 08:26

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記事提供元:フィスコ


*08:26JST 今日の為替市場ポイント:11日の欧米市場ではドル売りが再び優勢に

昨日11日のドル・円相場は、東京市場では98円27銭から99円63銭で推移。欧米市場では、一時98円58銭まで下落し、98円97銭で取引を終えた。

11日の欧米市場ではドル売りが再び優勢となった。11日に発表された先週分の米新規失業保険申請件数は、市場予想の34万件を上回る36万件(前回は34.4万件)となった。同時発表の失業保険継続受給者数も市場予想の295.5万件をやや上回る297.7万件だったことも意識されたようだ。

11日の欧米市場でドル売りが優勢となったのは、10日に行われたバーナンキFRB議長の講演と質疑応答の内容が意識されたからであろう。量的緩和策の早期縮小はないとの見方が広がり、11日のNYダウは大幅高となったが、市場参加者の関心は17日に行われるバーナンキFRB議長の議会証言に向けられているようだ。失業率と政策金利に関する見解や量的緩和策の縮小時期について示唆するかどうかが注目される。議会証言内容はドル相場の動向に大きな影響を与える可能性がある。

本日12日のドル・円は、99円前後で取引される見込み。米量的緩和策の早期縮小の思惑はやや後退しているが、雇用環境がさらに改善した場合、量的緩和策の早期縮小観測は再浮上する可能性がある。新たなドル売り材料が提供されない場合、ドル・円は98円台後半で下げ渋る見込み。《KO》

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