NY金:続伸で1279.9ドル、1268ドル突破後は大きな動きに欠ける

2013年7月12日 07:03

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記事提供元:フィスコ


*07:03JST NY金:続伸で1279.9ドル、1268ドル突破後は大きな動きに欠ける

NY金は続伸(COMEX金8月限終値:1279.9 ↑32.5)。10日午後に1268ドルのレジスタンスを突破。ただ、その後は11日通常取引開始前につけた1297.2ドルが日中高値となり、大きな動きを示すことはなかった。

10日通常取引終了後のFOMC議事録では多くの委員が量的緩和の縮小を開始する前に、一段の雇用の回復を確認する必要があるとの考えを示していたことが明らかとなった。夕方のバーナンキFRB議長の講演後のQ&Aでは、緩和政策継続への意思を示して6月19日のプレスカンファレンスから態度を一変。バーナンキ議長は来週17-18日に議会証言を控えている中で、今回の講演は大きなイベントにならない可能性が高いとの見方から市場は大きなサプライズと捉えたもよう。

ただ、少なくともセルサイドやメディアの間では、Q&Aの後の見方に変化は見られないようだ。6月の連邦公開市場委員会後に発表された6月の雇用統計を背景にバークレイズは9月の資産購入縮小予想を維持している。ウォール・ストリート・ジャーナル紙のヒルゼンラス氏は11日、CNBC上において、資産購入縮小は9月からとの見方を維持した。《KO》

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