物色は材料系が中心に/ランチタイムコメント

2013年7月9日 11:53

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記事提供元:フィスコ


*11:53JST 物色は材料系が中心に
 日経平均は反発。162.98円高の14272.32円(出来高概算14億8000万株)で前場の取引を終えた。ポルトガルの政局混乱が落ち着いたことを好感した欧米株式市場の上昇の流れが波及。米国では取引終了後にアルミ大手アルコアが発表した4-6月期の利益が、市場コンセンサスを上回ったことも材料視された。さらに、朝の外資系注文動向が差し引きで2000万株超の買い越しだったことも買い安心感につながるなか、日経平均はシカゴ先物清算値(14310円)にサヤ寄せする格好に。
 ただし、買い一巡後はこう着感の強い相場展開に。東証1部の騰落銘柄は値上がり数が7割を占めているほか、規模別指数は大型、中型、小型株指数ともにプラスとなっている。しかし、ギャップ・アップで始まったため、寄付きが高値水準の銘柄が目立つなか、短期筋の資金回転が利きづらい需給状況に。セクターでは、不動産、倉庫運輸、陸運、電力ガス、銀行、証券、機械などが堅調。
 欧米市場の上昇を手掛かりとしたギャップ・アップが意外と大きく、寄付き後は手掛けづらくなってしまった。トヨタ<7203>、ホンダ<7267>は1%超の上昇ながら、寄付き水準で推移している。資金の逃げ足は速いだろうが、図書印<7913>などの材料株の短期筋の値幅取り狙いの資金が集中している。
 後場についても物色は材料系が中心になろうが、不動産や倉庫株などが比較的堅調であり、含み資産関連の材料株の動向などが注目される。また、先物主導によるプログラム売買で動きが出てくる局面では、値がさ株などに値幅取りを狙った動きがありそうである。ただ、トレンドが強まる展開は考えづらく、先物に振らされやすいだろう。(村瀬智一)《FA》

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