概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は小幅続落、成長見通しの下方修正などが重し

2013年7月9日 09:49

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記事提供元:フィスコ


*09:49JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は小幅続落、成長見通しの下方修正などが重し
【ブラジル】ボベスパ指数 45075.50 -0.30%
昨日8日のブラジル市場は小幅続落。主要指標のボベスパ指数は前営業日比134.99ポイント安(-0.30%)の45075.50で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは34、値下がり34、変わらず3と売り買いがきっ抗。セクター別では、素材やヘルスケアが売られた半面、消費者サービスや通信が高い。

狭いレンジで推移したが、終盤にマイナス圏に転落した。通年の成長見通しが再び下方修正されたことが圧迫材料。ブラジル中央銀行がエコノミスト約100人を対象に実施した週次景気動向調査(7月8日実施分)では、2013年の成長予想が前回の2.40%から2.34%に下方修正された。同年の消費者物価指数(IPCA)見通しは前回の5.65%から5.67%に引き上げられた。

【ロシア】MICEX指数 1348.88 +0.46%
8日のロシア市場は反発。主要指標のMICEX指数は前営業日比6.16ポイント高(+0.46%)の1348.88で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり29、値下がり21と買いが優勢となった。

朝方は弱含みの展開を示したが、その後は買い戻された。シティグループがロシア株の投資判断を「オーバーウエート」に引き上げたことが支援材料。シティは最新リポートで、ロシア株の予想PERが約5.1倍と、MSCIエマージング・マーケット・インデックスの予想PER約9.5倍を大幅に下回っていると指摘し、売られ過ぎとの見方を示した。また、原油相場の高止まりやルーブル安も資源銘柄に寄与すると強調した。

【インド】SENSEX指数 19324.77 -0.88%
8日のインドSENSEX指数は反落。米雇用統計が予想を上回ったことで、米連邦準備理事会(FRB)が早期に量的緩和策を縮小させるとの思惑が強まった。これがインドを含む新興国市場からの外資引き揚げを促し、アジア株式相場は全面安の展開に。外国為替市場では通貨ルピーがあらためて過去最安値を更新した。通貨下落で輸入インフレ圧力が増し、インド準備銀行(中央銀行)が今月末の金融政策レビューで追加利下げを見送るとの見方が株式相場の重荷になった。

【中国本土】上海総合指数 1958.27 -2.44%
8日の上海総合指数は大幅に3営業日ぶり反落。新規株式公開(IPO)が今月末にも再開されるとの観測報道を受け、株式需給の悪化が警戒された。また、中央政府が政府機関に対し、歳出の5%削減を求めたとの報道が小売セクターなどの売り手掛かりとなった。加えて、住宅ローンや自動車ローンの引き締めが強化されているとの報道が関連セクターの圧迫材料に。今週末には決算シーズンが始まるが、景気減速を背景に企業業績悪化への懸念も強まった。《FA》

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