今日の為替市場ポイント:豪ドル相場、輸出価格の下落率を考慮すると・・・

2013年7月9日 08:16

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記事提供元:フィスコ


*08:16JST 今日の為替市場ポイント:豪ドル相場、輸出価格の下落率を考慮すると・・・

昨日8日のドル・円相場は、東京市場では101円53銭から100円94銭で推移。欧米市場では、一時100円79銭まで下落し、100円97銭で取引を終えた。

豪準備銀行(RBA)のスティーブンス総裁は2日、豪ドル相場について「依然として高水準にある」と指摘し、「今後さらに下落する可能性があり、そうなれば経済成長のリバランスが促進される」との見通しを示した。この「経済のリバランス」という部分については、資源産業から建設部門などの他の分野への投資が増加することであるとの見方が多いようだ。

資源関連産業は輸出部門の主要セクターでもあり、経済のけん引役となっているが、この分野への投資が過剰なまでに集中しており、他の産業への投資が不十分であることは以前から問題になっていた。ただし、資源・エネルギー資源の市場価格は2011年6月頃がピークで、その後は下落している。オーストラリアが資源輸出だけで稼ぐ時代は終了しつつあるのかもしれない。豪ドル相場については輸出価格の下落率を考慮すると、十分下がったとは言えないとの声が聞かれており、豪ドル相場の反発は当面期待できないようだ。

本日9日のドル・円は、主に100円台後半で取引される見込み。101円台後半には短期筋などのドル売り興味が残されているようだが、100円50銭以下には個人勢などドル買いオーダーが入っており、ドル・円は100円台後半で下げ渋る可能性がある。《KO》

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