NY金:反落で1212.7ドル、ドル買い加速で一時1206.9ドルまで下落

2013年7月6日 09:00

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記事提供元:フィスコ


*09:00JST NY金:反落で1212.7ドル、ドル買い加速で一時1206.9ドルまで下落

NY金は反落(COMEX金8月限終値:1212.7 ↓39.2)。6月27日に1179.4ドルまで直近安値を更新していた以降、戻りを試す展開が続いていた金は2日に1267ドルまで上昇した後に、レジスタンスのある1268ドルを試すことはなく、その後は失速。1221ドル付近で下げ止まることが出来れば、インバース・ヘッド&ショルダー形成が見込めたが、5日は通常取引開始後に1206.9ドルまで下落し、その後も買い控えられた。米FRBの早期資産購入縮小観測が強まりドル買いが加速したことから金が売られる格好に。

資産購入縮小への思惑に関してはゴールドマン・サックスが市場予想を上回る雇用統計後に「縮小予想を以前の12月から9月に、終了を14年第3四半期から第2四半期に繰り上げする」との見解を示している。

ピムコのポートフォリオ・マネジャーのクレセンジ氏は、「マーケットは既に資産購入縮小を織り込んでいる。また、連銀が失業率ターゲットを下げることを見込む」と発言している。《KO》

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