3日の香港市場概況:大幅続落、中国の景気減速懸念などで1週間ぶり安値に

2013年7月3日 17:42

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記事提供元:フィスコ


*17:42JST 3日の香港市場概況:大幅続落、中国の景気減速懸念などで1週間ぶり安値に

3日の香港市場では主要指数のハンセン指数が大幅続落となり、前日比511.34ポイント安(-2.48%)の20147.31で取引を終えた。H株指数(本土企業株で構成)は同303.60ポイント安(-3.30%)の8900.25、レッドチップ指数(中資企業株で構成)は同118.11ポイント安(-2.99%)の3829.20だった。

ハンセン指数は終値ベースで先月25日以来、約1週間ぶりの安値を付けた。前日の欧米株安に加え、エジプトの政局不安や新興国からの資金流出観測が弱気材料。また、中国の国家統計局がこの日発表した6月の非製造業購買担当者景気指数(PMI)が9カ月ぶり低水準にとどまり、景気減速懸念も強まった。加えて、中国本土株の弱い値動きが投資家心理を冷やし、幅広い銘柄が売られた。

ハンセン指数の構成銘柄は、ほぼ全面安。うち中国神華能源(01088/HK)が6.85%安、中国中煤能源(01898/HK)が6.58%安で値下がり率上位に並んだ。現地メディアによると、中国政府は石炭生産の許可制を廃止する方針といい、これにより新規参入組が増え、市場競争が激化すると懸念されている。

本土系銀行株も大幅に続落。うち中国工商銀行(01398/HK)は4.00%値を落した。「理財商品」と呼ばれる財テク商品について、銀行当局が監督を強化する方針と伝わった。理財商品の情報登録システムが正式に導入される見込みで、今後は同システムへの登録が終了してはじめて、理財商品の販売が可能になるという。

一方、中国石油天然気(00857/HK)が変わらずで終了。中国政府による天然ガス卸売基準価格の引き上げの発表をきっかけに、外資系証券による投資判断の引き上げが続いている。直近では、クレディ・スイス(CS)が「ニュートラル」から「アウトパフォーム」へと格上げ。目標株価は10.7HKドルから11.1HKドルへと引き上げた。《KO》

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