NYの視点:バーナンキプットは思ったより長く存続か

2013年7月2日 07:04

印刷

記事提供元:フィスコ


*07:04JST NYの視点:バーナンキプットは思ったより長く存続か

ガイトナー前米財務長官は先週開催された非公式な夕食会において、米連邦準備制度理事会(FRB)が現在実施している量的緩和第3弾(QE3)の終了に関して、「国債購入の解消は5年ほどのプロセスになる可能性がある」との見解を示したという。同じ夕食会に出席した米著名投資家のロン・バロン氏が明らかにした。FRBが現在実施している各月850億ドル規模の資産購入、量的緩和第3弾(QE3)は破綻寸前に陥った米国の金融市場を救うために実施された救済策の一環。このような強力な緩和措置を解消するにはそれだけの時間がかかることになる可能性があるということのようだ。

前長官はまた、「QEの解消において短期金利を速やかに引きあげるような状況にはならないだろう」と、政策金利である短期金利の引き上げには数年かかるという見方であるようだ。オバマ政権は本格的にバーナンキ米連邦準備制度理事会(FRB)議長の後任候補者リストを作り始めたと報じられているが、同前長官はその候補者の1人に挙げられている。そのため、その発言には注目が集まる。そのほかの候補者は、最有力とされるイエレンFRB副議長、ファーガソン元FRB副議長、サマーズ元財務長官などが挙げられている。

バロン氏は市場の短期金利の上昇が一時的であると見ているもよう。また、最近の株価の下落も一時的な調整で何の意味も持たず、逆に「良い買い場になる」とした。米FRBが当分何らかの緩和を継続するということは、資産市場のポジティブ材料となる。《KO》

関連記事