【株式評論家の視点】丸紅は非資源拡大の持続的成長を見直す、個人の買いもスケールアップ

2013年7月1日 09:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  丸紅 <8002> に個人投資家の底値買いの動きが強まり、出来高が大きく膨らんできた。配当利回りが3.8%と大手商社株の中で、最も高い点が見直されているようだ。6月7日の648円と6月27日の649円でダブル底を形成したチャートも、株価がこれから出直り相場に転じる可能性が強いことを示している。

  前2013年3月期決算は税引き利益が2057億円と前々期比20%増益を達成した。過去最高の利益となるが、大手商社の中では唯一の増益で、その点が個人投資家の買い気を引き付けているようだ。今2014年3月期についても純利益は2100億円と前期比4%増益を見込んでいる。これまでの積極的な投資により、食料、電力・インフラなど非資源分野を強化しており、これらが安定的な収益拡大をもたら見込みあることが要因。

  同社は今期より3カ年中期経営計画「Global Challenge 2015」を推進する。新規投融資は3カ年合計で1兆1000億円を予定しているが、うち非資源分野に約6割を投じる方針。

  非資源分野では、食料がエネルギーに続く収益の柱となる見込みで、国の大手穀物トレーディング会社ガビロンの買収などこれまでの新規投融資の果実化も増益に寄与する見込み。

  そのほか、電力・インフラ、プラント・産業機械なども新興国の需要取り込みにより、安定的に利益が拡大するとみている。中国経済の地盤沈下で国際商品市況の低迷は今後とも継続の方向が予想され、そうした中で成長力を持続する点はもっと見直されていい。2016年3月期には純利益2500~3000億円を見込んでいる。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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