関連記事
テラ:九州大学、要町病院との共同研究で改良型腹水濾過濃縮再静注法施術後の腹水由来がん細胞を高純度で回収することに成功
■腹水由来がん細胞を樹状細胞ワクチン療法のがん抗原として応用
テラ<2191>(JQS)は、九州大学、要町病院との共同研究で、改良型腹水濾過濃縮再静注法(KM-CART)施術後の腹水由来がん細胞を高純度で回収することに成功した。
この共同研究は、腹水由来がん細胞を樹状細胞ワクチン療法のがん抗原として応用することを目的とし、要町病院腹水治療センター松﨑圭祐センター長の指導のもと検討してきた。
腹水とは、体内の排水機能の低下等が原因で腹腔内に水がたまる症状のことで、進行期の消化器がんや卵巣がんに高率に合併する。多量の腹水は、強度の腹部膨満感、呼吸苦や食欲不振を引き起こし患者のQOL(Quality of Life)を著しく悪化させる。さらに重要な血清タンパクであるアルブミンや体を守るための免疫物質であるグロブリン等が含まれるため、腹水を患者から抜くと状態が急速に悪化する。その課題を克服したのがKM-CARTと呼ばれる、大量の腹水を採取し必要な成分(アルブミンやグロブリン)だけを濃縮し体内に再静注する治療法である。この治療法を用いることで、腹部膨満感や呼吸苦の軽減、食欲不振の回復および血中アルブミン、グロブリン濃度の上昇等によりQOLが改善するとともに、腹水も再貯留しにくくなることが報告されている。
有用な成分を回収する際の濾過膜洗浄液には白血球等の他に多量のがん細胞が含まれているが、これまでは破棄されていた。この共同研究では、破棄されているKM-CART施術後の濾過膜洗浄液よりがん細胞を回収して、樹状細胞ワクチン療法にがん抗原として利用することが可能かどうか、検討してきた。その結果、KM-CART施術後の濾過膜洗浄液から、白血球等の細胞を除き、がん細胞を90%以上の高純度で回収するプロセスの標準化を行うことに九州大学と共同で成功した。回収したがん細胞を樹状細胞ワクチン療法のがん抗原として利用することで治療効果がさらに高まることが期待される。
今後もこのような治療応用を普及させることを目的として、臨床研究を実施し、腹水患者のがん治療に貢献していくとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
【関連記事・情報】
・【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】大和小田急建設は25日線まで戻し調整一巡、今期65%増益見通しを評価へ(2013/06/26)
・【編集長の視点】ブロードリーフは反落もサントリー食品上場接近で比較感働き下げ過ぎを訂正へ(2013/06/25)
※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。
スポンサードリンク
