【ジャーナリスト&アナリスト・水田雅展の視点】巴工業は第2四半期の利益進捗好調、通期上ブレも、株価底打ち

2013年6月21日 07:28

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

 化学機械メーカーの巴工業<6309>(東1)の株価が底打ち感を強めている。今期(13年10月期)見通し減額修正を嫌気した売りが一巡して、反発局面が期待されるだろう。

 今期(13年10月期)の連結業績見通しについては、5月29日に2回目の減額修正を発表して売上高が前期比6.7%減の388億円、営業利益が同32.6%減の16億50百万円、経常利益が同34.8%減の17億円、純利益が同37.5%減の10億10百万円としている。機械事業で北米の油井掘削向け遠心機械や中国向け砥粒回収装置の受注が減少し、化学工業製品事業では汎用樹脂の需要が低調である。中国・深センにおける新コンパウンド事業立ち上げ遅れも影響するようだ。

 6月4日に発表した第2四半期累計(12年11月~13年4月)の通期予想に対する進捗率は、売上高が49.9%、営業利益が60.5%、経常利益が63.2%、純利益が62.5%である。円安メリットなどで利益は一転増額の可能性もありそうだ。さらに来期(14年10月期)については設備投資回復メリットが期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、高値圏2000円近辺でのモミ合いから下放れ、6月14日の1482円まで調整した。ただし足元では下げ渋り感を強めている。減額修正を嫌気した売りが一巡して底打ちした可能性があるだろう。

 6月20日の終値1552円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS101円22銭で算出)は15~16倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間45円で算出)は2.9%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS2235円59銭で算出)は0.7倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線に対するマイナス乖離率が拡大している。失望売りが一巡して反発局面が期待されるだろう。(シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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