NEC、アジア各地域を結ぶ大規模光海底ケーブルシステムの増設を受注

2013年6月20日 17:22

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 NECは20日、アジア各地域を結ぶ大規模光海底ケーブルシステム「Asia Pacific Cable Network 2(以下APCN2)」の増設プロジェクトを受注したと発表した。

 同プロジェクトにおいて、NECは伝送容量毎秒100ギガビットの光波長多重方式に対応した光海底ケーブル用端局装置を納入する。発注者はアジア太平洋地域の主要通信キャリア13社からなるコンソーシアムで、完成は2014年第一四半期の予定。

 「APCN2」は、NECが2001年に納入した毎秒10ギガビットの光波長多重方式に対応した光海底ケーブルシステム。日本、中国、韓国、台湾、マレーシア、シンガポール、フィリピンを結び、全長約1万9千キロメートルにおよぶ。また、2011年には、毎秒40ギガビットの光波長多重方式に対応した光海底ケーブル用端局装置を増設している。今回の毎秒100ギガビットへの増設は、データや動画など急増する通信トラフィックに対応するもので、アジア地域の高速・大容量で高品質な通信インフラ実現に大きく貢献する。

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