関連記事
みずほFG、クボタなど/本日の注目個別銘柄
<8411> みずほFG 195 +1買い優勢。全体相場がさえない動きの中、アナリストの高評価が相次いで観測されていることで、メガバンクは堅調な展開となっている。同社に関しては、ゴールドマン・サックス(GS)が投資判断を「中立」から「買い」に格上げで、目標株価を260円としている。自己資本比率の上昇に向けた政策保有株の売却に向けて、社内的にも応諾をとるインセンティブを有していることを評価と。また、16.3期の配当予想を6円から7円に引き上げへ。ほか、野村では目標株価を240円から270円に、シティでも目標株価を300円から320円にそれぞれ引き上げている。
<8604> 野村HD 737 -15売り先行。注目されたバーナンキFRB議長会見では、量的緩和策の早期縮小が示唆される形となっている。縮小時期のコンセンサスが早まる状況となり、豊富な余剰マネーの流入が相場上昇の原動力となっていた株式市場には、先行き不透明感も強まる方向に。つれて、比較的底堅い銀行株と比較して、証券セクターは軟調なスタートになっている。
<6674> GSユアサ 431 +24買い先行。独ボッシュ、三菱商事<8058>とエコカー向け電池事業で提携すると報じられている。来年1月に合弁会社を設立、1回の充電による走行距離を現行の2倍にできる新型電池を開発すると。自動車部品世界最大手であるボッシュとの協業で実用化への期待感が高まるほか、リチウムイオン電池分野における同社の優位性の高さなども改めて意識される状況に。
<4100> 戸田工業 278 +10人気化。エコカー電池で日独連合との報道が伝わっており、自動車用リチウムイオン電池の市場拡大につながっていくとの思惑が高まる状況になっているようだ。リチウムイオン電池の正極材を手掛けている同社などにもメリット享受への期待が高まる。ほか、チタン工<4098>や関東電化<4047>などにも関連銘柄として物色が向かっている。
<5411> JFE 2216 +37買い先行。ポスコの日系ユーザー向け4-6月の契約価格は大幅に値上げと一部で伝わっている。値上げ幅はトン当たり5000-7000円程度になったもよう。今後は日系メーカーの値上げが連想される状況になっているようだ。また、クレディ・スイス(CS)では、鉄鋼セクターの投資判断を「マーケットウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、中国鉄鋼市況の下げ余地が限定的になってきたと評価している。個別では、同社と新日鉄住金<5401>の投資判断を「アウトパフォーム」に格上げ。
<6305> 日立建機 2065 -116下げ幅広げる。HSBCの6月中国PMIは48.3となり、市場予想の49.1を下回っている。前月は7ヶ月ぶりの50割れとなる49.2であったが、さらに一段と低下する格好に。中国景気の底打ち感が見出せないなか、中国関連の代表銘柄となる同社への警戒感も拭えないようだ。
<7731> ニコン 2327 -143軟調。シティでは4-6月期の決算プレビューを行っている。会社側計画は上半期が営業利益250億円、前年同期比33%減益、通期では850億円で同67%増益だが、シティでは第1四半期営業利益は対通期計画進捗率10%前後の低水準にとどまるとみているようだ。デジカメ事業が軟調な推移と指摘している。
<6378> 木村化工機 598 +27上げ目立つ。原発関連の材料株として関心が高まる展開のもよう。原子力規制委員会が新規制基準を決定、今後は再稼働申請が相次ぎ、電力需要が膨れる来夏には複数の原発が再稼働する見通しと伝わっている。原発関連各社にはビジネスチャンスの拡大が想定される状況へ。
<1808> 長谷工 127 +7しっかり。三菱UFJでは投資判断を「ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価は160円を継続としている。住宅価格の先高感台頭、金利の先高感の高まり、消費税増税による駆け込み需要の顕在化などを要因に、マンションの購入マインドは好転してきているとの指摘。
<6326> クボタ 1414 -96朝方から軟調な動きが目立つ。米国市場で住宅関連銘柄の売られた流れなどが波及しているものともみられる。MBAが発表した14日までの週の住宅ローン申請指数は前月比3.3%の低下、金利上昇の影響が背景と見られている。今後の住宅関連指標の悪化が想定される格好から、米国住宅関連と位置づけられる同社への警戒材料にもつながっているか。
<5713> 住友鉱 1169 -67さえない。バーナンキ議長が量的緩和策の早期縮小を示唆したことで、ドルの先高感などが高まる状況に。つれて、金価格の先安感台頭にもつながっているようだ。また、中国の経済指標悪化などを背景に、他の非鉄市況の先安感なども一段と高まる状況になっている。日立電線<5812>とリードフレーム、伸銅事業の各統合会社発足が伝わっているが、特に好材料視はされていない。《FA》
スポンサードリンク