【株式評論家の視点】商船三井は、今期成長軌道に復帰し、早期の復配態勢を整える

2013年6月20日 09:46

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  商船三井 <9104> が出直り機運を強めてきている。シリア騒乱など、地政学上の混乱が海運市況上昇への思惑人気を突き上るとともに、ここへきてアナリストが海運銘柄のレーティングを引き上げたことで見直し人気が加速している。チャートもなべ底型の力強い底入れのパターンとなっており、本格出直りへの期待感が強まっている。

  相場は今後の業績回復を買う動きになっているが、同社の営業利益は前2013年3月期の157億円の損失から、今2014年3月期は600億円の黒字に浮上する見通し。しかも来2015年3月期も800億円へ大幅続伸の見通しにある。そうした中で、現在のPBR0.85倍は明らかに売られ過ぎの水準。

  同社は2010~2012年度の3ヶ年中期経営計画が終了し、今2013年度は新中計をスタートさせる年だが、今年度については、全社を挙げて黒字化の達成に集中し、持続的成長に向けた基盤を構築する年とする方針。そのために単年度経営計画「RISE 2013」を策定し実行した。

  まず事業モデルを変革する。顧客ニーズに応える営業強化、海外市場での事業展開強化による安定収益の上積みを図る。次にビジネスインテリジェンスの高度化を狙う。主要造船国における供給能力の追跡、船腹需給分析の高度化、シェール革命、次世代燃料など海運への影響が大きい構造変化がもたらすビジネスチャンスを追求する。

  船舶経費・資本費の削減による傭船料低減、減速航海の深度化・貨物費削減を中心とした運航費削減などで、ステージを変えたコスト削減(コスト削減計画総額315億円)を目指す。

  2013年度は、『RISE 2013』の完遂によって、早期に成長軌道に復帰し、復配を可能とする態勢固めを進める。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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