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「FRB次期議長、、それはイエレン副議長で決まりだ・・・に関する考察」
*17:46JST 「FRB次期議長、、それはイエレン副議長で決まりだ・・・に関する考察」
ここに来て、来年1月で任期が切れるバーナンキFRB議長をオバマ大統領が再任しない可能性が高まってきたようだ。17日のテレビ番組でオバマ大統領がバーナンキFRB議長について「すでに本人が望む以上に長く職を務めた」と語っていたのである。となると気になるのが次期FRB議長は誰になるのか?だ。この問いに対して、筆者はすでに、回答を用意しいる。イエレン副議長だ。
「今、FRBにとって必要なこと」
FRBにとって、今、非常に重要な課題とは何か?と問うと、たぶん、筆者が思うに「透明性」ということであろう。とりわけ、2008年夏のリーマンショック後の金融恐慌後、その透明性要求は過去に例を見ないくらい強烈なものとなっている。
その昔、といってもそう遠くない昔、具体的にはポールボルカーがFRB議長だった頃は、FRBは奥の院といった面持ちで、FRB議長自身が、たまに呼ばれる議会での証言も、自分たちに都合の悪いことは“煙に巻く”ことが自然だったのである。それが、当時、FRB関係者のいう“守秘義務”というものであったのである。だから議会関係者でさえ、FRBに監査を要求するなど、もってのほかであったのである。
しかし、2008年のリーマンショック後、世論はがらっと変わった。当然だろう、FRBが監督していた大手金融機関に公的資金が投入されたのだから、その結果、議会による監査請求であったり、一部マスコミからの情報開示請求であったり、というプレッシャ−が強まったわけだ。
こうした流れの中にあってFRBも対応に苦慮し、その苦悩の中で実現したのがFOMC後のFRB議長の記者会見なのである。我々日本人の眼からみれば日銀金融政策決定会合後の日銀総裁の記者会見は当たり前であった。しかし、FRBにあってはFOMC後、別途FRB議長が、その会合について語ることはなかったのである。
そういった意味では、昨今のFRBの行動(情報開示に対しての)というのは、昔からのフェドウオッチャーからすれば隔世の感のあるものといっても過言ではあるまい。こうした情報開示の姿勢をさらに、今後、示しえる象徴的出来事、それが実は、イエレン副議長の議長就任なのである。
つまり、次期FRB議長、そのヒトこそが、情報開示の象徴にもなりえるのである。
「イエレン副議長の議長就任、それこそがFRBの情報開示の象徴」
その記事は、5月下旬にブルムバーグに載った。これまでFRBの理事は、FRB内にある職員用食堂では食事しないものとされていた。イエレン氏がFRB入りした1994年当時、職員用食堂に、理事クラスの面々が現れることはなかったのである。それだけFRBその組織自体、階層化されたものであった。そんな中、FRB職員用食堂に頻繁に現れるようになった、そのヒト、それがイエレン氏というわけだ。
こうしたイエレン氏の行動そのものが、FRBの階層構造の打破であり、開かれたFRBを演出するには十分過ぎる材料となったのである。このような趣旨でブルムバーグは報じていたのである。
その開かれたFRBを体現したイエレン氏がFRB議長になること、それは、初の女性のFRB議長という以上にインパクトがあるのは自明なのである。
故に、イエレン氏がFRB議長、最有力候補というわけなのである。《FA》
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