【編集長の視点】ハウスフリーは反発、福証Q単独上場銘柄は分割権利取り・増配歓迎などで独自高様相

2013年6月18日 11:07

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<マーケットトーク>

  ハウスフリーダム <8996> (福Q)は、100円高の4万2600円と変わらずを挟み6営業日ぶりに反発している。6月30日を基準日に実施する株式分割の権利取りの買い物が再燃しており、今12月期純利益が増益転換し、株価水準そのものがPER10倍台と割安となっていることも合わせて買い評価されている。

  同社株は、福岡証券取引所Qボード単独上場の9銘柄の一角を占めているが、同Q銘柄では、前日大引け後にタイセイ <3359> (福Q)が、今9月期期末配当の普通配当と記念配当の増配を発表し、日創プロニティ <3440> (福Q)が、6月11日に今8月期業績を上方修正するなど好材料が続出しており、米国の18~19日開催のFOMC(公開市場委員会)を控えて東京の一般市場が、なお波乱展開すると懸念されるなか、この圏外の地方銘柄としてやや独自高様相を強めそうだ。

  ハウスフリーの株式分割は、全国証券取引所が進めている「売買単位集約行動計画」に沿い同社の単元株式数を1株から100株に変更するために実施するもので、6月30日を基準日に1株を100株に分割する。

  同社は、業績も復調を鮮明化している。前12月期業績は、新築戸建分譲事業で販売価格のより低価格シフトが強まり、販売促進のための広告宣伝費の増加も重なって期初予想を下ぶれて着地、純利益は1億5300万円(前々期比42%減)と続落したが、今期は増益転換を予想している。地域密着型の強みである情報収集力を強化して、地域内の顧客ニーズを的確に把握、分譲住宅の供給戸数を増加させ、いっそうの品質管理とコスト管理に注力、小規模の分譲プロジェクトの早期完売を確実にするためで、純利益は、1億7000万円(前期比10%増)と見込んでいる。今年5月開示の今期第1四半期の業績も続伸して着地し、純利益は、5100万円(前年同期比22%増)と好調な利益進捗率を示した。

  株価は、今期業績の増益転換予想で年初来高値5万5000円まで3割高し、調整安値から株式分割歓迎で5万3000円の戻り高値をつけたが、長期金利上昇による大手不動産株の株価波乱の波及でほぼ往って来いの調整をした。PERは10倍台と割安であり、分割権利取り妙味を示唆している。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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