NYの視点:日経平均弱気相場入りもアナリストは強気見通しを維持

2013年6月14日 07:05

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記事提供元:フィスコ


*07:05JST NYの視点:日経平均弱気相場入りもアナリストは強気見通しを維持

日経平均株価が弱気相場入りしたことが話題となり、円の買い戻しが加速した。しかし、多くのアナリストやストラテジストは依然、アベノミクス効果を理由に日本の株式相場に対して強気の見方を維持している。米ゴールドマンサックス社のアナリストは今週初め、日本の債券市場の乱高下や米連邦準備制度理事会(FRB)が資産購入ペースを鈍化させるとの脅威を受けた相場の下落は「行き過ぎ」との見方から日経の買い持ちを推奨していた。いったん、設定していた「日経平均12700割れ」のストップ売りがついてしまったが、依然、買い持ちを勧めている。12日の日経平均株価の下落は、同社のストップ売りが影響したとの見方もある。

さらに、野村證券のストラテジストも日本の株式相場に「弱気になる理由はない」と、強気の姿勢を維持するよう推奨。資本支出や世帯収入にまだ、アベノミクスによる効果が波及しておらず、今後、このエリアで効果があらわれる可能性を指摘。日経平均株価が年末までに18000円を回復するとの見通しを明らかにした。

円も日本銀行が量的・質的緩和を発表した4月4日のレンジ(96円41銭-92円73銭)入りしたが、この日の安値である92円73銭は強い下値支持水準となる可能性がある。ドル・円オプション市場のリスクリバーサル(オプション戦略の一つ。満期期日、想定元本、デルタが同じアウトオブザマネー(OTM)のコールとプットを反対売買する取引のこと)で、円高をヘッジする円コールのスプレッドの1カ月物は円が対ドルで76円台の過去最高値を更新していた2011年8月以来で最大となった。このことも、ドル・円相場が再び上昇する兆しを示唆している可能性もある。《KO》

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