神戸製鋼、自動車用アルミパネル材で独ハイドロ社と技術協力

2013年6月12日 12:15

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 神戸製鋼所は11日、欧州を拠点とした世界的に有力なアルミ圧延メーカーであるドイツのHydro Aluminium Rolled Products GmbH(ハイドロ社)と、自動車用のアルミパネル材に関する技術協力契約を締結したと発表した。

 協力契約の具体的な内容は、自動車ボディ及び構造部材用のアルミ材料に関する技術情報、知的財産および製造ノウハウの使用許諾、及びそれらの技術サポートについての包括的なものとなっている。

 自動車用のアルミパネル材は、燃費規制強化を背景とした自動車軽量化ニーズの拡大により需要の伸びが期待されており、神戸製鋼のアルミ板事業において重点拡販分野に位置づけられている。

 神戸製鋼は現在、自動車用アルミパネル材において日系自動車メーカー向けに高シェアを有しており、今後、欧米自動車メーカー向けにも販売を拡大していく方針。そのためには、グローバルに同等品質の材料を現地調達したいという自動車メーカーのニーズに応える必要があった。そこで今回、欧州における自動車用アルミパネル材の有力メーカーであるハイドロ社と技術協力を図ることとした。

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