【編集長の視点】チムニーは自己株式取得で公開価格を奪回し割安修正へ再チャレンジ

2013年6月12日 09:22

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

 チムニー<3178>(東2)は、今年5月8日に発表した自己株式取得を歓迎してストップ高を交えて上場来高値1031円まで急伸、公開価格1000円を奪回して高値圏固めを続けているが、今12月期業績の連続最高純利益更新をテコになお割安修正に再チャレンジする展開が有力である。6月10日に発表した5月度売上・出店状況で、直営店既存店が、10カ月ぶりに前年同月並みの回復を示したことも、側面支援しよう。

 自己株式取得は、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行と株主へのいっそうの利益還元を目的に実施するもので、買付株式数の上限を73万5000株(発行済み株式総数の3.80%)、取得総額を7億3500万円、取得期間を5月9日から8月31日までとして市場買付をする。一方、同社の今期業績は、売り上げ448億2000万円(前期比6%増)、経常利益34億4000万円(同4%増)、純利益15億2600万円(同20%増)と予想され、純利益は、前期の過去最高を連続更新する。競争が激化している外食産業界で、愛媛県八幡浜市に設立した漁業権を所有する水産業子会社などと連携して漁業の一次産業から食材加工の二次産業、店舗での商品を提供する三次産業まで一括管理する、飲食業の六次産業化に取り組んで差別化戦略を推進し、魚介類を同社のバックキッチンで直接一次加工して効率化を実現、店舗展開についても今期に新規出店を55店舗、改装・修繕を80店舗と積極化することなどが要因となる。同社の5月度の月次売上は、直営店全店では111.4%と前年同月を連続して上回ったが、既存店も100・0%と昨年6月の100.2%以来、前年同月水準を回復した。

 株価は、昨年12月14日に公開価格1000円で再上場され、945円で初値をつけ、公開価格を下回る水準での株価推移が続いたが、自己株式取得で上場来高値をつけ1000円台固めを続けている。PER12倍台の割安修正で最高値更新から上値トライを強めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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