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世界で最も速く大きくFRBの緩和縮小を織り込んだ日本
*08:09JST 世界で最も速く大きくFRBの緩和縮小を織り込んだ日本
先週日経平均株価は、5月23日の1100円下落以来、ついに一時12500円台まで下げた。高値16000円弱からわずか2週間でなんと約3500円もの大幅下落となった。ことの発端は5月22日にバーナンキFRB議長が現在行っている大規模な金融緩和政策を縮小する「可能性がある」と証言したことにあった。
日銀の異次元緩和を受けて急速に上昇していた日経平均は、「可能性がある」といういわば「水鳥の羽音」におびえてリーマン・ショック時のような大暴落となった。世界の市場に大きな影響を与えたように、投資家はFRBが出口に向かうことに極端に怯えている。
最も速く大きな影響を受けたのは、急上昇の局面にあったことで日本市場だったのは不運でもあった。 しかし、週末金曜日に発表された5月の米雇用統計で失業率が悪化したように、米国の景気回復の歩みは極めて緩慢である。仮に今年度中に米国の金融緩和が出口に向かうとしても、景気の腰を折らないように細心の注意を払って慎重に行われるだろう。
縮小の規模もペースも、市場へのインパクトがないように少しずつ行われるのは確実だ。 日本でもかつて行われた量的緩和解除やゼロ金利解除が、後から振り返ってみると早すぎたということがあったが、バーナンキ議長は日本のバブル崩壊後の金融政策については知悉している。
翻って、日銀の異次元の金融緩和は始まったばかりである。米国がどちらかと言うと出口に向かうのに対して、日本はGDP対比やペース的には米国を上回る金融緩和が開始されたところなのである。不安心理や様々な要因はあるが、水は高い所から低い所に向かうのが道理であり、大きな流れは自明であろう。《YU》
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