概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は小幅続伸、通信などの急伸が指数を下支え

2013年6月5日 10:08

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記事提供元:フィスコ


*10:09JST 概況からBRICsを知ろう~ブラジル市場は小幅続伸、通信などの急伸が指数を下支え
【ブラジル】ボベスパ指数 54017.90 +0.14%
昨日4日のブラジル市場は小幅続伸。主要指標のボベスパ指数は前日比73.54ポイント高(+0.14%)の54017.90で取引を終えた。指数構成銘柄の値上がりは31、値下がり35、変わらず5と売りが優勢。セクター別では、通信や素材が買われた半面、石油・ガスや公益が安い。

後半に利益確定売りに押される場面もあったが、終盤に再び買い戻された。通信大手オイ(OIBR4)の急伸が指数を下支え。最高経営責任者(CEO)の交代が同社の業績に寄与するとの期待が高まったもようだ。また、4月の鉱工業生産が市場予想以上に伸びたことも支援材料。ブラジル地理統計資料院(IBGE)は4日、4月の鉱工業生産(季節調整前)が前年同月比で8.4%増加し、前月のマイナス3.6%(改定値)から大幅に回復したと発表。市場予想は7.4%だった。前月比(季節調整済み)では1.8%の上昇となり、こちらも前月の0.8%(改定値)と市場予想の1.0%を上回った。

【ロシア】MICEX指数 1341.62 +0.32%
4日のロシア市場は5営業日ぶりの反発。主要指標のMICEX指数は前日比4.22ポイント高(+0.32%)の1341.62で取引を終了した。指数の構成銘柄では値上がり31、値下がり18、変わらず1と買いが優勢となった。

前半は上値を追う展開を示したが、その後は上げ幅をやや縮小させた。連日の下落で値ごろ感が強まり、幅広い銘柄に買い戻しが広がった。また、銀行関連の大幅上昇も指数を下支え。大手のVTB銀行(VTBR)はこのほど、増資に伴い、キャッシュフロー比率が39%まで拡大したと発表した。

【インド】SENSEX指数 19545.78 -0.33%
4日のインドSENSEX指数は3営業日続落。米国で量的緩和策が早期に縮小されるとの観測が後退し、資本流入が継続するとの見方が買い戻しにつながった。また、指数は前日に約1カ月ぶりの安値圏に沈んだとあり、売られ過ぎ感からの押し目買いも相場を押し上げたようだ。とはいえ、米金融政策に対する先行き不透明感は強く、積極的に上値を切り上げる動きにはならず。外国人機関投資家(FII)は5月31日に今年4月9日以来となる金額の株式売り越したこともあり、一段の上値余地が限定的との思惑も上値を抑制する一因になったようだ。

【中国本土】上海総合指数 2272.42 -1.17%
4日の上海総合指数は4営業日続落。朝方には、都市化政策会議が近く開かれるとの報道で政策期待が下支えとなる場面もあったものの、後場には下げ幅を広げる展開となった。外資金融機関が相次いで中国の成長見通しを下方修正したことが成長鈍化懸念を強めたもよう。また、国内ではエコ家電の購入補助が5月末で終了したことから、関連セクターが売られた。このほか、新規株式公開(IPO)が8月に再開されるとの観測も需給懸念を再燃させた。


《FA》

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