注目銘柄ダイジェスト(前場):みずほFG、日産自動車、ユーグレナなど

2013年6月4日 11:34

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記事提供元:フィスコ


*11:34JST 注目銘柄ダイジェスト(前場):みずほFG、日産自動車、ユーグレナなど

みずほFG<8411>:190円(前日比+7円)
買い先行。本日はメガバンクが総じて買い優勢スタートに。米量的金融緩和の出口戦略に対する警戒感が後退したことなどで、押し目買いの動きなどが先行する状況のようだ。寄り前の海外投資家のフローも、銀行株には買いが目立ってきているとの観測が聞かれた。また、モルガン・スタンレー(MS)ではセクター判断を「アトラクティブ」に引き上げ、貸出の伸びの本格化、資金利益の見通し最悪期脱出、与信費用の低位安定確度の高まりなどが背景のもよう。個別では、同社を「イコールウェイト」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も220円から280円に引き上げへ。

日産自動車<7201>:1070円(同±0円)
伸び悩む展開。前日に5月の米国自動車販売台数が発表されている。季節調整済み年率換算ベースで1531万台、前月の1492万台から回復で、市場コンセンサスの1520万台も上回る状況となった。個別では、同社の伸び率は25%増、国内大手3社の中では際立つ伸びとなり、唯一コンセンサスを上回っている。ただ、為替の円高進行、とりわけ、1ドル=100円の大台を割り込む状況のなかでは、自動車株には上値追い姿勢も慎重になりやすい。

商船三井<9104>:365円(同+7円)
買い優勢。SMBC日興証券が投資判断を「2」から「1」に格上げしている。目標株価も440円から520円に引き上げ。今期経常利益は従来予想の360億円から680億円にまで上方修正、会社計画の600億円を上回ると見込んでいるもよう。為替の円安進行や燃料価格の低下などを業績上振れの背景に。また、SMBC日興証券では日本郵船<9101>の投資判断も同様に格上げしている。

富士通<6702>:416円(同+14円)
堅調。JPモルガン(JPM)では投資判断を「ニュートラル」から「オーバーウェイト」に格上げ、目標株価も410円から700円に引き上げている。年金未認識債務のオンバランス化に伴うBPS縮小リスクは、ROE上昇で正当化できると指摘。主力のITサービスの回復、米国バックボーン関連の拡大、子会社電子デバイス群好調もあって、株価はPERで評価できる局面に来たと判断へ。

新川<6274>:723円(同+100円)
急伸でストップ高。いちよしではレーティングを新規に「A」格付け、フェアバリューを1410円としている。前日終値との乖離が大きく、インパクトが強まる状況にもなっている。いちよしでは、コスト構造の抜本的な変化、新製品のリリースなどを背景に、今後は急ピッチでの収益改善を予想としている。今期経常利益は1億円の黒字に転換、来期は31億円を予想している。

MUTOHHD<7999>:350円(同+50円)
急伸。今期の3Dプリンター販売目標を、前期比3.7倍の1100台に設定と報じられている。また、15.3期には3Dプリンターの売上高を10億円に引き上げる計画とも伝わっている。3D関連としては群栄化学<4229>の人気化が続いていたことから、関連の低位材料株には関心も高まりやすくなっている。

ワキタ<8125>:910円(同-136円)
大幅安。公募・売出の実施を発表、希薄化懸念や需給懸念が先行する展開に。発行済み株式数は最大で8.7%増加することになる。調達資金の使途は、全額を建機事業における貸与資産の購入資金に充当する予定のもよう。足元では、カナモト<9678>の上方修正に連動高した経緯もあり、その反動も強まる状況となっているようだ。

イーブック<3658>:2410円(同-288円)
大幅安。2-4月期売上高は前年同期比38.4%増の8.6億円、営業利益は同17.9%増の1.0億円で着地した。大幅な増収増益となったものの、上期の売上高は18.8億円、営業利益は2.0億円が見込まれており、インパクトの乏しい内容と捉えられているようだ。なお、主力の電子書籍配信事業の売上高は前年同期比36.4%増の8.2億円となっている。

セルシード<7776>:3480円(同+502円)
大幅高。癌組織モデル作製用癌細胞シートに関する特許が、日本で成立する見込みとなったと発表したことが材料視されている。細胞シートを利用した癌組織モデルを作製する上で不可欠な「癌細胞シート」そのものについて、特許が成立する見込み。今回の特許成立は、癌組織モデル作製用癌細胞シートの革新性を証明するほか、技術の新規性・進歩性を示唆するものであると捉えることができると。

ユーグレナ<2931>:10630円(同+630円)
大幅反発。「ユーグレナへの外来遺伝子導入方法」、「ユーグレナの形質転換体」に関する2つの特許を出願したと発表したことが買い材料視されている。今回の技術確立により、ユーグレナの細胞増殖速度の向上、細胞サイズの拡大、クロロフィル量の増加、光合成活性の向上などが実現し、「スーパーユーグレナ」の開発へ近づいたと。今後は、この技術を生かし、バイオ燃料生産基盤技術の確立に向けて、さらなるワックスエステルの生産効率の向上を目指すとしている。

《KO》

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