欧米為替見通し:米国5月のISM製造業景況・雇用指数に注目へ

2013年6月3日 17:20

印刷

記事提供元:フィスコ


*17:20JST 欧米為替見通し:米国5月のISM製造業景況・雇用指数に注目へ

本日3日の欧米市場のドル・円は、日経225先物(ナイト・セッション)の動向に警戒しつつ、米国の5月のISM製造業景況指数とウィリアム米サンフランシスコ地区連銀総裁の講演を見極める展開が予想される。

米国の5月のISM製造業景況指数が景気拡大・縮小の分岐点である50を割り込んでいた場合、そして、雇用指数が4月の50.2から悪化していた場合は、ドル・円は、100円割れのストップ・ロスへの売り仕掛けの可能性が高まる。予想通りの50.5程度だった場合、雇用指数も50台を堅持した場合は、下げ渋る展開が予想される。

ウィリアム米サンフランシスコ地区連銀総裁の講演では、前回同様の「雇用市場が継続的に回復すると仮定すれば、早ければ今夏にも資産買い入れペースをいく分緩める可能性がある。すべてが望んだ通りの展開となれば、今年終盤にも買い入れを停止することもあり得る」とのタカ派寄りの発言が予想されるため、ハト派発言に警戒する展開となる。

今月、念頭に置くべき警戒材料は、以下の通りとなる。

・6月10-11日の日本銀行金融政策決定会合に向けて、「日銀、次回決定会合で金利安定のため期間2年以上の資金供給議論へ」という円安材料。

・6月18-19日の連邦公開市場委員会(FOMC)に向けて、連邦諮問委員会(FAC)の議事録「量的緩和策のリスクを警告」「緩和的な政策は、最長3年は続く」。

・リプトンIMF筆頭副専務理事の警告「円は昨年から下落し、中期ファンダメンタルズに沿った水準をやや下回っている」

・ウォール・ストリート・ジャーナル紙「円安がさらに一段と進行すれば、G-7はトレンドを反転させるために為替市場で介入を検討する可能性がある」

【今日の欧米市場の予定】

23:00 米・4月建設支出(前月比予想:+1.0%、3月:-1.7%)
23:00 米・5月ISM製造業景況指数(予想:50.5、4月:50.7)
06:00 米・5月国内自動車販売(予想:1195万台、4月:1176万台)

ウィリアム米サンフランシスコ地区連銀総裁が講演予定


《KO》

関連記事