【編集長の視点】東洋製作所はストップ高気配で高値更新、三菱重工のTOB価格にサヤ寄せ

2013年5月31日 10:05

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  東洋製作所 <6443> (東2・監理)は、寄り付きから買い気配値を切り上げ80円高の323円買い気配とストップ高、3日ぶりに急反発して5月24日につけた年初来高値263円を大きく更新している。前日30日大引け後に同社株式を38.73%保有する三菱重工業 <7011> が、株式公開買い付け(TOB)により同社株式を取得、完全子会社化すると発表、同社も賛同意見の表明と株主への応募推奨を取締役会決議したことから、TOB価格542円へのサヤ寄せ思惑を高めて売り買い差し引きで3200万株超の買い物が殺到している。

  TOBは、三菱重工の主要事業の冷熱事業である大型冷凍機の定置用事業と、東洋製の大型冷凍機などのサービス事業を含めた空調事業、冷凍冷蔵倉庫、環境試験装置などのエンジニアリング事業の経営資源を統合して最大限に活用、シナジー効果を享受して世界的な競争力を強化するとともに、効率的な事業展開を図ることが企業価値のいっそうの向上につながるとして取締役会決議された。

  買付け期間は5月21日から7月11日までの30営業日、買付け株式数は1312万777株、買付け代金は71億1100万円を予定、東洋製は、TOB後に所定の手続きを経て上場廃止となる。なお東洋製の第2位の株主のニチレイ <2871> も、TOBに応募する。

  なお三菱重工も、19円高の659円、ニチレイも、17円高の512円とそれぞれ急反発している。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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