【アナリストの眼】ワールドインテック株価は下値固める、下期に物流分野等で大型案件寄与で今12月期は51%増益

2013年5月31日 09:14

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

 製造派遣・請負大手のワールドインテック<2429>(JQS)の30日株価は26円安の471円と前日の28円高を埋める下げとなった。しかし、去る、24日の447円を一番底として下値が固まりつつある。

 製造派遣・請負などのファクトリー事業を主力に、設計開発請負などのテクノ事業、臨床試験受託などのR&D事業、モバイル端末販売などの情報通信事業、マンション分譲・受託販売の不動産事業、行政受託事業などを展開している。ファクトリー事業では半導体分野から物流分野、テクノ事業では半導体生産技術から自動車・情報通信の設計開発へのシフトが進んでいる。R&D事業では12年11月に臨床受託のDOTインターナショナルを子会社化した。

 今期(13年12月期)の連結業績見通しは、売上高が前期比6.6%増の564億87百万円、営業利益が同51.4%増の18億53百万円、経常利益が同39.0%増の17億93百万円、純利益が同8.3%増の7億12百万円としている。第2四半期(4月~6月)以降にファクトリー事業で、物流やエレクトロニクス分野の複数の大型案件が立ち上がる見込みだ。

 5月7日発表の第1四半期(1月~3月)連結業績は、不動産事業で新規竣工引渡しがなく前年同期比1.9%減収、同21.1%営業減益だった。ただしファクトリー事業は、前期に立ち上がった案件の収益化が寄与して営業増益だった。通期予想に対する進捗率は低水準だが、ファクトリー事業で第2四半期以降に複数の大型案件が立ち上がる予定であり、ネガティブ要因とはならないだろう。

 株価の動きを見ると、5月8日の年初来高値678円から反落して5月24日に447円、5月28日には446円まで調整した。しかし5月29日には509円まで急反発する場面があった。

 5月30日の終値471円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS42円40銭で算出)は11倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間8円50銭で算出)は1.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS298円11銭で算出)は1.5倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインのようだ。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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