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【編集長の視点】ニチユ三菱は高値を射程圏、経営統合株は業績高変化期待を強めて割安修正思惑
<マーケットトーク>
ニチユ三菱フォークリフト <7105> は、30円高の542円と急続伸し、5月22日につけた年初来高値600円を射程圏に捉えている。全般相場の波乱展開で年初来高値から利益確定売りに押されていたが、下値では今年4月1日にニチユが、親会社の三菱重工業 <7011> のフォークリフト事業を承継する経営統合を実施、社名も変更しており、この統合効果による業績高変化期待を強め割安修正買いが続いている。
経営統合会社では同社のほか、昨年7月に昭栄とヒューリックとが合併したヒューリック <3003> が、前日大引け後に総額500億円の固定資産・販売用不動産の取得を発表して34円高の910円と急続伸し、今年4月1日に間組が安藤建設を合併した安藤ハザマ <1719> <安藤・間>が、合併による負ののれん益発生で純利益の前期比5.7倍の大幅増益と予想しており、3円高の240円と続伸、今年1月1日に大阪証券取引所と東京証券所グループとが合併した日本取引所グループ <8697> が、210円高の1万240円と急続伸して始まるなど、軒並み高となっている。
ニチユと会社分割した三菱フォークリフトの合併は、国内事業の今後の伸長は見込み難く業界競争が激化する環境下、成長が期待できる新興国市場を中心に海外市場に展開するためには、同社のバッテリー式フォークのほか、三菱フォークリフトのエンジン式フォークも製品ラインアップに加えて、競争力の強化や販売ルートの拡大を図ることが必要として実施された。この合併効果が表面化する今2014年3月期業績について、同社は売り上げのみ開示、2000億円(前期比2.3倍)としたが、利益については未定として会計処理が確定後速やかに公表するとしている。日本経済新聞は、これに対して今期経常利益を46億円(同2.1倍)、純利益を30億円(同2.8倍)、1株利益を40.4円と観測報道したが、同社は、一切この観測報道に関知していないとした。
株価は、昨年11月の合併契約締結で今年1月の498円高値まで2.2倍化、352円安値まで調整後に年初来高値まで7割高している。今期利益が、日経の観測報道通りならPERはなお13倍台と割安の計算となり、予想業績の開示が待たれることになる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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