【アナリストの眼】日本エンタープライズ株価は高値波乱も着実に下値切上げる、今期売上49%伸長、好狙い場

2013年5月29日 09:43

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

 コンテンツ制作・配信の日本エンタープライズ<4829>(東2)の28日株価は610円安の2万2990円。しかし、去る、5月16日の1万8210円で底打ちし下値を切上げている。今期(13年5月期)好業績見通しを評価して、上値を試す展開が期待されるだろう。

 コンテンツ配信などのコンテンツサービス事業と、広告関連や企業向けソリューションなどのソリューション事業を展開し、配信コンテンツを自社制作して「提供コンテンツの権利を自社で保有する」ビジネスモデルを基本としている。中国では電子コミック配信サービス事業に加えて、チャイナテレコムの携帯電話販売店の運営も開始している。3月には音声通信関連ソフトウェア開発のandOneを子会社化した。

 今期連結業績見通しは3月21日に売上高と純利益を増額修正して、売上高が前期比49.4%増の41億70百万円、営業利益が同28.2%増の3億90百万円、経常利益が同25.8%増の4億円、純利益が同2.1倍の3億50百万円としている。コンテンツサービス事業では携帯販売会社との協業によるアライアンスコンテンツ、ソリューション事業では携帯販売会社との協業による広告売上が好調であり、純利益については投資有価証券売却益も寄与する見込みだ。

 株価の動きを見ると5月中旬に動意付き、直前の概ね1万6000円近辺でのモミ合い展開から、5月14日の年初来高値2万9850円まで急騰した。その後は高値圏で乱高下する展開となり、市場全体が波乱となった5月23日に1万9500円まで急落する場面があったが、下値切り上げの動きには変わりはない。

 5月28日の終値2万2990円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS928円38銭で算出)は25倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間180円で算出)は0.8%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS8132円79銭で算出)は2.9倍近辺である。

 日足チャートで見ると高値圏で乱高下しながらも、25日移動平均線がサポートラインとなって下値を切り上げている。上昇トレンドの形だろう。07年7月の高値3万2600円に接近して先高感も強めているだけに、今期好業績見通しを評価して上値を試す展開が期待されるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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