【アナリストの眼】ヒーハイスト精工は高値圏で堅調、14年3月期黒字転換、低PBR

2013年5月29日 09:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

 産業機械用直動機器のヒーハイスト精工<6433>(JQS)の28日株価は10円安の162円、調整の展開ながら高値圏に位置し堅調。今期(14年3月期)黒字化や低PBRを評価して再動意の可能性があるだろう。

 THK<6481>向けを中心に円筒直動軸受、球面軸受、位置決めステージ、ボールスプライン、精密部品加工などを展開している。5月15日に発表した前期(13年3月期)連結業績は、売上高が13億04百万円、営業利益が40百万円の赤字、経常利益が45百万円の赤字、純利益が38百万円の赤字だった。設備投資抑制の影響で直動機器などの需要が減少し、営業赤字だった。ただし期後半にかけて需要が回復傾向を強めたため、売上高が前回予想を上回り、利益の赤字幅も縮小した。

 今期の連結業績見通しは売上高が前期比20.7%増の15億74百万円、営業利益が40百万円、経常利益が33百万円、純利益が19百万円の黒字としている。設備投資回復で需要が上向き、円安メリットも寄与して収益改善が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると5月に入って動意付き、5月8日に193円、5月16日には年初来高値197円まで上値を伸ばす場面があった。その後は急騰の反動局面となって5月24日には166円まで調整したが、5月27日には反発に転じている。今期の収益改善見通しを評価して再動意の構えのようだ。5月28日の終値162円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS3円19銭で算出)は50倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS478円84銭で算出)は0.4倍近辺である。

 週足チャートで見ると高値圏で上ヒゲを付けて過熱感も残しているが、月足チャートで見ると底練り展開から脱してトレンド好転した形であり、先高感を強めている。07年12月以来の200円台は射程圏であり、指標面での低PBRも評価材料だろう。再動意の可能性がありそうだ。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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