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【アナリストの眼】東洋ドライルーブ株価底打ち、好業績で割安、とくにPBR0.5倍
<業績&株価分析>
東洋ドライルーブ<4976>(JQS)の28日株価は49円安の1920円、去る、24日の1865円をボトムに下値を固める展開に入っている。今期(13年6月期)好業績見通しや指標面の割安感を評価して、上値を試す動きが期待されるだろう。
ドライルーブ(固体皮膜潤滑剤)コーティング加工を主力として、ナノカーボン製品も展開している。ドライルーブは二硫化モリブデンやフッ素樹脂などの潤滑物質を配合した機能性皮膜である。自動車、デジタル家電、デジタルカメラなどの駆動伝達部で、オイルやグリースなどの液体潤滑剤を使用できない部位にコーティング皮膜として使用される。
今期連結業績見通しは売上高が前期比10.1%増の46億65百万円、営業利益が同28.6%増の4億54百万円、経常利益が同50.0%増の5億13百万円、純利益が同27.6%増の3億05百万円としている。自動車給排気系新規量産部品の立ち上げ、タイ工場での光学機器関連の受注増加、円安に伴う為替差益発生などが寄与する見込みだ。
5月10日発表の第3四半期累計(12年7月~13年3月)連結業績は、前年同期比12.7%増収、同4.4%営業増益、同57.7%経常増益、同87.6%最終増益で、通期予想に対する進捗率は売上高が76.0%、営業利益が64.1%、経常利益が90.7%、純利益が83.6%だった。経常利益と純利益は上振れの可能性が高いだろう。
来期(14年6月期)についても、円安進行に伴う日系自動車メーカーの生産台数増加などが追い風となって、好業績が予想される。ナノカーボン製品のOEM生産拡大も期待されそうだ。
株価の動きを見ると、4月下旬に1600円近辺のモミ合い展開から上放れて08年2月上場時の高値1811円を突破し、5月13日には2360円まで上値を伸ばした。5月24日には市場全体の波乱の影響を受けて1865円まで調整したが、5月27日には1969円まで急反発している。今期好業績見通しを評価する動きだろう。
5月27日の終値1920円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS230円35銭で算出)は8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は1.5%台、実績PBR(前期実績の連結BPS3645円00銭で算出)は0.5倍近辺である。
日足チャートで見ると、25日移動平均線近辺から反発の動きとなった。値幅調整が完了して過熱感も解消されたようだ。今期業績上振れの可能性、指標面での低PERと低PBRも評価して、上値を試す動きが期待されるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)
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