【アナリストの眼】国際計測器株価は連続ストップ高交え急伸後の調整、大幅増益、指標割安で出直り近い

2013年5月27日 11:26

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  バランシングマシンの国際計測器 <7722> (JQS)の27日株価は13円安の940円と前週末の13円高から反落した。急伸したあとだけに調整は当然だが、比較的底堅いといえる。

  自動車タイヤメーカー向けのバランシングマシンを主力として、シャフト歪自動矯正機、電気サーボモータ式振動試験機、子会社での材料試験機なども展開している。動電型振動試験機のエミックとの業務提携でシナジー効果も期待される。

  5月15日に発表した前期(13年3月期)連結業績は、前々期比3.4%減収、同31.0%営業増益、同31.9%経常増益、同56.0%最終増益だった。期後半にかけて需要が回復傾向を強め、量産効果や円安効果などで売上総利益率が改善した。さらに営業外の為替差益も寄与して大幅増益となり、利益は前回予想を上回った。受注高は同8.8%増の115億39百万円だった。なお配当は同10円減配の年間30円とした。

  今期連結業績見通しは、売上高が前期比9.4%増の115億円、営業利益が同33.2%増の20億円、経常利益が同29.3%増の20億円、純利益が同38.2%増の12億円としている。前期末67億90百万円と高水準の受注残高に加えて、北米やアジアの自動車市場の好調、日系自動車メーカーの生産台数増加、そして円安メリットも寄与して好業績が期待されるだろう。配当予想は前期比10円増配の年間40円(第2四半期末20円、期末20円)とした。

  株価の動きを見ると、今期好業績見通しを評価して動意付いた。5月16日と5月17日は2営業日連続でストップ高水準まで急騰し、08年9月以来の1000円台を回復した。さらに5月20日には1149円まで上値を伸ばす場面があった。その後は急騰の反動や市場全体の波乱の影響で、5月24日には931円まで調整する場面があったが、終値では前日比プラス圏に戻している。

  5月24日の終値953円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS85円62銭で算出)は11~12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間40円で算出)は4.2%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS493円80銭で算出)は1.9倍近辺である。

  急騰したため目先的な過熱感を強めているが、月足チャートで見ると10年から続いたボックスレンジを上放れた形であり、先高感を強めている。指標面には依然として割安感があり、25日移動平均線の接近を待って再動意の可能性があるだろう。07年12月以来の1500円台も視野に入りそうだ。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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