【アナリストの眼】ヒト・コミュニケーションズ反発、新規で観光事業も手がけ、今期2ケタ増益、指標に割安感

2013年5月24日 11:47

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  人材サービスのヒト・コミュニケーションズ <3654> の24日株価は49円高の1180円と反発している。今期(13年8月期)の好業績見通しが支援材料であり、目先的な調整が一巡して本格出直りが期待されるだろう。

  ブロードバンドやモバイル分野を中心としてアウトソーシング事業、人材派遣事業、人材紹介事業などを展開している。さらに新規分野として、海外旅行向け添乗員派遣業務のボイスエンタープライズを子会社化して観光事業を強化している。

  今期連結業績見通しは売上高が203億円(前年非連結との比較で7.6%増)、営業利益が16億01百万円(同10.0%増)、経常利益が16億16百万円(同11.0%増)、純利益が8億30百万円(同10.5%増)としている。事業領域拡大も寄与して、アウトソーシング事業では次世代高速無線通信の加入促進関連や新規受注の営業アウトソーシング案件、人材派遣事業ではストアサービス分野のファッション・コスメティック販売関連の受注増加などが寄与する模様だ。

  第2四半期累計(12年9月~13年2月期)の通期予想に対する進捗率は売上高が48.4%、営業利益が57.2%、経常利益が56.9%、純利益が60.2%だった。利益面の進捗率は高水準なため通期増額の可能性もあるだろう。なお月次売上高(前年の非連結売上高との比較)を見ると、13年4月は106.0%、12年9月~13年4月累計では105.9%と概ね順調に推移している。

  株価の動き(2月1日付で1株を2株に株式分割)を見ると、5月に上げ足を速めて5月9日の1395円まで上値を伸ばした。足元は急騰の反動局面だが、深押しすることなく目先的な調整一巡感も強めている。また5月23日には市場全体の地合悪化の影響を受けて1112円まで急落する場面があり、終値で25日移動平均線を僅かに割り込んだが、5月16日の安値1077円は維持した。

  5月23日の終値1131円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS92円74銭で算出)は12~13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間21円で算出)は1.9%近辺である。今期好業績見通しが支援材料であり、目先的な調整一巡感を強めて反発が期待されるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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