【今日の言葉】標準時間2時間前倒しと都心マンション

2013年5月23日 10:34

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

  『標準時間2時間前倒しと都心マンション』=東京都知事が日本の標準時間を2時間前倒しする案を言い出している。現在は兵庫県明石が「東経135度子午線のまち」として日本の標準時となっている。日の出が早い北、遅い西日本とも、時計は同じ時刻を刻んでいる。学校や会社などは標準時のもとで朝9時に始まる。これを、2時間早めたらどうかということのようだ。

  とくに、株の取引等を9時開始を2時間早めることで、日本のマーケットが世界で一番早く開く市場となって、日本からシンガポールなどへ移ってしまった金融取引を東京へもう一度引き戻すことができるのではないか、というのが狙いのようである。

  夏場だけ時間を早くするサマータイム制の年間版といったところかもしれない。東京は広い。今でも9時開始には5~6時に家を出る人もいると聞く。2時間も早く7時取引開始ということになれば、夏はまだしも冬は大変だ。

  バス、地下鉄を24時間運航しても通期が楽になるわけではない。結局、月~金は都内のマンションに泊り込みということも起きるのではないか。海外から資金引き戻しと同時に人口の都心回帰という狙いがあるのかもしれない。都心のマンション需要は引き続き旺盛が予想される。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【編集長の視点】メディアGLは株式分割を歓迎、減益転換業績をカバーして安値水準から反発(2013/05/22)
【編集長の視点】佐鳥電は連日の高値、5月期好配当利回り株には期末の配当権利取りが優勢(2013/05/22)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事