【経営者の言葉】ミロク情報サービス是枝周樹社長

2013年5月23日 09:07

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

■「人間力」強化でさらなる飛躍を目指す、第2次中期経営計画を上方修正

 ミロク情報サービス<9928>(東1・売買単位500株)は、税理士・公認会計士事務所及びその顧問先企業向けに業務用アプリケーションソフトの開発を主力として、保守サービス、経営情報サービス、コンサルティングサービス等を手がける。ユーザーは全国8400の会計事務所及び全国の中堅・中小企業1万7000社。

 今年3月期決算で6.8%増収、経常利益14.3%増益の好成績を挙げた。このため、2013年度(2014年3月期)を最終年度とする中期経営計画で目標とした数字を上方修正した。

 是枝周樹社長は、「中期経営計画では売上205億円、経常利益21億5000万円を目標に掲げていました。去る、5月9日に発表の前期(2013年3月期)で売上209億2200万円、経常利益22億8500万円を挙げることができ、1期早く目標を達成できました。このため、中期経営計画(14年3月期)での目標数値を売上で217億6000万円、経常利益で23億7000間円へ、それぞれ上方修正しました。経常利益23億7000万円は3期連続の最高益です。会計事務所向け主力ソフトウェア販売の好調、セキュリティ製品を含むハードウェア販売が好調です。とくに、新規顧客拡大に向けた販売体制の強化に取り組んできたことが大きく寄与しました。今期は中小企業向けの新ERPシステムの販売に注力します」という。

 さらに、「営業力・技術力・マネジメント・コミュニケーション力強化のため徹底した『人間力』アップに全力を傾け、クラウド分野への取組みを強化し、中長期的には欧米など先進国での展開も視野に入れています。第2次中期経営計画に続く、第3次中期経営計画では2016年度(2017年3月期)に売上222億円、経常利益33億円、経常利益率15.0%(前期10.9%)を目指します」と明るい見通しを語っている。

 ところが、2017年3月期の経常利益33億円目標は、今期(2014年3月期)で進捗率7割の好調見通し。このため、第3次経営計画の数字も第2次と同じように上方修正されることになりそうだ。このところの株価が権利修正チャートで2007年水準に買われるなど強い展開となっているのも好調な業績を評価しているからだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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