【アナリストの眼】アイ・エム・アイは主要顧客の病院改築に伴う大型案件寄与、PER9倍台で割安顕著

2013年5月23日 09:06

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

 医療機器商社のアイ・エム・アイ<7503>(JQS)の22日終値は前日比24円高の1690円。医療機器関連のテーマ性や指標面の割安感が支援材料で株価は目先的な調整が一巡して上値を試す展開が期待されそうだ。

 人工呼吸器、脳機能モニタ、体温管理機器、高機能患者シミュレータなどの輸入販売・レンタル・メンテナンス事業を展開し、長期ビジョンでは「最も信頼される治療機器サービスプラットフォームづくり」を目指している。

 今期(13年12月期)業績(非連結)見通しは売上高が前期比19.7%増の95億円、営業利益が同4.3%減の17億円、経常利益が同4.4%減の17億20百万円、純利益が同3.8%減の9億65百万円としている。主要顧客の病院改築に伴う大型案件で大幅増収見込みだが、売上総利益率が低いため利益貢献度が小さく、全体として価格競争の激化、為替の円安進行による原価率上昇、販管費の増加が減益要因としている。想定為替レートは1ドル=95円で、1円変動による影響額は年間約13百万円の見込みだ。

 5月13日発表の第1四半期(1月~3月)業績は前年同期比56.0%増収、同6.0%営業減益、同9.0%経常減益、同4.6%最終減益だが、通期予想に対する進捗率は売上高が39.3%、営業利益が35.0%、経常利益が33.6%、純利益が36.0%と高水準である。主力の生体機能補助・代行器やレンタル・メンテナンスサービスなどが堅調な模様であり、通期の会社予想は保守的な印象も強い。通期上振れの可能性があるだろう。

 株価の動きを見ると、水準を切り上げて5月1日には年初来高値1750円まで上値を伸ばした。その後は上げ一服の形だが下押すことなく、1600円~1700円近辺で推移している。5月22日の終値1690円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS184円72銭で算出)は9~10倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は3.6%近辺、実績PBR(前期実績のBPS2213円63銭で算出)は0.8倍近辺である。

 日足チャートで見ると一旦割り込んだ25日移動平均線を回復し、目先的な調整一巡感を強めている。また週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発し、サポートラインを確認した形だろう。成長分野である医療機器関連のテーマ性、今期業績上振れの可能性、そして指標面の割安感も支援材料となって上値を試す展開が期待されそうだ。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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