【編集長の視点】スカパーJは株式分割の権利取りと割安修正買いが相乗して高値肉薄

2013年5月22日 10:32

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  スカパーJSATホールディングス(スカパーJ) <9412> は、850円高の5万300円と反発し、5月9日につけた年初来高値5万1200円に肉薄している。同社は、9月30日を基準日に株式分割を予定しているが、この分割権利取りに今2014年3月期業績の続伸予想を見直す割安修正買いが相乗、上値トライに弾みをつけている。

  株式分割は、全国証券取引所が進めている「売買単位集約計画」に沿って同社の売買単位を100株とするために実施するもので、1株を100株に分割、10月1日を効力発生日に単元株数を100株とする単元株制度も採用する。

  一方、今2014年3月期業績は、売り上げ1640億円(前期比2%増)、経常利益165億円(同5%増)、純利益100億円(同3%増)と予想されている。

  地上デジタル放送移行で全世帯にデジタルテレビが普及し、これとともに同社が従来、CS、BS、光ファイバーと伝送路別に提供していた放送のサービスブランドを「スカパー!」に統一した効果で新規加入件数が拡大したことなどで、前2013年3月期業績が、期初予想を上ぶれて着地しており、今期も、新規加入件数を64万件(前期実績62万2249件)、解約率を18.8%、累計加入件数を386万5000件(同382万9409件)と見込み、東日本大震災以降に企業・官公庁でニーズが高まっている事業継続計画(BCP)向けの衛星通信サービスの取り込みを図り、グローバルビジネスを強化、事業の効率化を継続することなどが寄与する。

  株価は、株式分割と好決算の同時発表で年初来高値まで急伸、いったん4万7350円まで調整したが、投資採算的にもPER16倍台、PBR0.8倍は下げ過ぎとして5万円台を回復した。高値奪回から2007年12月の5万2000円高値を抜け、同4月につけた上場来高値6万7900円も視界に入ってくる。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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