【アナリストの眼】ネットワークバリューコンポネンツの株価上値追いの展開、クラウド関連好調、好業績で40万円台早い

2013年5月22日 09:06

印刷

記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

 ネットワーク関連製品の輸入販売・運用・保守事業のネットワークバリューコンポネンツ<3394>(東マ)に注目したい。株価は短期調整が一巡して動意付いている。今期(13年12月期)好業績見通しを評価して上値追いの可能性があるだろう。

 今期連結業績見通しは、売上高が前期比6.2%増の28億31百万円、営業利益が同44.8%増の1億78百万円、経常利益が同37.4%増の1億69百万円、純利益が同31.5%増の1億44百万円としている。クラウドサービス市場の拡大を背景として、主力のネットワークソリューション事業でクラウドストレージ製品やセキュリティ関連製品が好調であり、商品ラインナップ充実も寄与する模様だ。

 5月9日発表の第1四半期(1月~3月)連結業績は、子会社イノコスでの法人税計上により純利益は前年同期比41.6%減益だったが、子会社イノコスの大型案件も寄与して同3.3%増収となり、増収効果で同24.3%営業増益、同26.5%経常増益となった。通期予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が22.2%、営業利益が33.7%、経常利益が32.6%、純利益が17.4%である。概ね順調な水準で通期上振れの可能性もありそうだ。

 4月11日には米国ニュータニックス社の仮想インフラアプライアンス製品についての販売代理店契約締結を発表し、5月14日には新日鉄住金ソリューションズ<2327>との業務提携契約締結を発表している。新日鉄住金ソリューションズは株式3.17%所有の第3位株主となる。アライアンス戦略の推進で事業基盤の強化が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、概ね20万円台前半でモミ合う展開だったが第1四半期連結業績を好感して動意付き、5月15日には年初来高値37万8000円まで上値を伸ばした。その後利益確定売りで5月17日の30万4000円まで調整したが、5月20日には終値で前日比3万9000円(12.62%)高と急反発している。今期好業績見通しを評価する動きだろう。

 5月20日の終値34万8000円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS1万5321円85銭で算出)は23倍近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3万0305円37銭で算出)は11倍近辺である。

 週足チャートで見ると20万円台前半での短期モミ合い展開だったが、13週移動平均線の接近を待って上伸し、年初来高値を更新した。サポートラインを確認した形だろう。月足チャートで見ても底練りを脱してトレンド好転を鮮明にしている。10年4月の39万2500円を試す可能性があるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

【関連記事・情報】
【アナリストの眼】クリナップはシステムキッチン・システムバスの高級品絶好調、前期2倍増益に続き今期も増益、チャートは再騰接近(2013/05/21)
【アナリストの眼】第一実業の株価はモミ合い煮詰まる、海外中心に自動車関連向け需要好調、円安メリットも寄与(2013/05/21)

※この記事は日本インタビュ新聞社=Media-IRより提供を受けて配信しています。

関連記事