フォルクスワーゲン、7世代目となる新型ゴルフを発表 燃費・安全性など向上

2013年5月20日 19:02

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「ゴルフ TSI ハイライン」(画像:フォルクスワーゲングループジャパン)

「ゴルフ TSI ハイライン」(画像:フォルクスワーゲングループジャパン)[写真拡大]

  • 「ゴルフ TSI ハイライン」インテリアイメージ(画像:フォルクスワーゲングループジャパン)

 フォルクスワーゲングループジャパンは20日、7世代目になる新型「ゴルフ」を本日発表し、6月25日より全国のフォルクスワーゲン正規ディーラーで販売開始すると発表した。

 「ゴルフ」は1974年に初代が発売されて以来、6世代38年間にわたり2,900万台以上が生産されている世界的ベストセラー。国内でもJAIA(日本自動車輸入車組合)が1988年に統計を開始して以来25年間、ゴルフシリーズとして販売第1位をキープするなど、日本で最も親しまれている輸入車。

 今回7世代目となる新型「ゴルフ」は、フォルクスワーゲンの新しいモジュール戦略「MQB」のもと開発された初めてのフォルクスワーゲン車となる。先代で高い評価を得たTSIエンジンや高剛性ボディ、サスペンションだけでなく、エアコンやインフォテイメントシステムにいたるまで新世代モジュールとしてゼロから開発され、機能と性能を格段に向上しながら、プレミアムカーに匹敵する内外装品質、クラス最高の安全装備、大幅な軽量化と燃費の向上に成功している。

 ダウンサイジングトレンドの先陣を切ったTSIエンジンは、1.2TSI、1.4TSIともに新設計された。1.2リッターTSIエンジンと7速DSGが組み合わされたモデルは、車両重量わずか1,240kgという軽量化の効果と相まって、歴代ゴルフ最高となる21.0km/L(JC08モード)の低燃費を実現。

 また、1.4リッターTSIエンジンは、負荷の少ない運転時は4気筒のうち2気筒が休止する自動気筒休止システム「アクティブシリンダーマネジメント(ACT)」をゴルフとして初めて採用した。この1.4TSIと7速DSGを組み合わせたモデルは、2リッター超クラスのスポーティカーの走りと、スモールカー並みの低燃費(19.9km/L)を同時に実現した新時代のエコパフォーマンスカーとなっている。これらの革新的なパワートレインにアイドルストップとブレーキエネルギー回生システム(BLUEMOTION TECHNOLOGY)を組み合わせ、新型ゴルフは全車エコカー減税100%対象(免税)となった。

 新型ゴルフは、安全性においてもコンパクトカーとしての最高水準の装備を提供する。クラス最高の9つのエアバッグに加えて、「up!」で好評のシティエマージェンシーブレーキを更に進化させ、ミリ波レーダーを採用したプリクラッシュブレーキシステム“Front Assist Plus”を標準で搭載した。さらに、2次衝突の危険を軽減するマルチコリジョンブレーキシステム、事前にシートベルトのテンションを高め、エアバッグの効果を高めるためにウインドーを閉じるプロアクティブ・オキュパント・プロテクションシステムなど数々の予防安全装備をこのクラスで初めて全車標準装備した。

 なお、今回発売するのは「ゴルフ TSI トレンドライン」、「ゴルフ TSI コンフォートライン」、「ゴルフ TSI ハイライン」の3グレードとなる。ボディカラーはコミュニケーションカラーのパシフィックブルーメタリックを含む全8色。全国希望小売価格は「TSIトレンドライン」が249万円、「TSIコンフォートライン」が269万円、「TSIハイライン」が299万円(全て税込)と、装備の充実度に対して競争力の高い設定とした。

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