【狙い場・買い場】ヨコレイは今9月期増額の可能性、新物流センターに期待

2013年5月7日 09:16

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  冷蔵倉庫大手のヨコレイ <2874> に注目したい。今期(13年9月期)の収益改善見通しや増額の可能性などが支援材料であり、株価は目先的な過熱感が解消されて高値圏モミ合い展開から上放れのタイミングが接近しているようだ。

  冷蔵倉庫事業を主力として、水産品や畜産品など食品販売事業も展開している。12年に北海道・喜茂別物流センターが本格稼働し、14年4月竣工予定で北海道・小樽市の石狩第二物流センター(仮称)、14年6月竣工予定で大阪市の夢洲物流センター(仮称)を新設するなど、国内で冷蔵倉庫の新増設を進めるとともに、アジアへの事業展開も本格化している。

  今期連結業績見通しは売上高が前期比0.1%増、営業利益が同2.8倍、経常利益が同2.4倍、純利益が同8.5倍としている。冷蔵倉庫事業では貨物取扱量が堅調に推移し、前期に開始した物流アウトソーソングサービスも順調な模様である。食品販売事業は在庫水準や回転率に対する管理徹底で収益が大幅に改善する見込みだ。通期予想に対する第1四半期(10~12月)の進捗率が高水準だったため通期増額の可能性が高まっている。なお第2四半期累計(12年10月~13年3月)業績発表は5月14日の予定である。

  株価の動きを見ると、2月中旬の650円近辺から3月下旬の900円近辺まで急騰し、一旦反落して4月2日の755円まで調整したが、すぐに切り返して4月8日に年初来高値となる913円まで上値を伸ばした。今期の収益改善を評価する動きだろう。5月2日の終値868円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円85銭で算出)は26倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.3%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS1068円19銭で算出)は0.8倍近辺である。

  高値圏850円~900円近辺でモミ合う形だが、急騰による過熱感が解消されて日柄整理完了感を強めている。上昇トレンドに変化はなく、今期収益改善見通しと増額の可能性に加えて、指標面では依然としてPBR1倍割れ水準であり、TPP(環太平洋経済連携協定)関連のテーマ性も支援材料だろう。モミ合い上放れのタイミングが接近しており、06年6月以来の1000円台が視野に入りそうだ。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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