【チャート診断】大林組は新高値も週足は上ヒゲ足、PER40倍が上値を押さえる

2013年4月27日 05:49

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  大林組 <1802> の26日(金)は年初来高値となる622円をつけた。昨年秋水準から約92%の上昇で、TOPIXの62%上昇を上回っている。

  ただ、今週の週足チャートはかなり長い上ヒゲ足で、連休前だったということはあるものの、上値に対する警戒感が強い印象だ。その背景は、前3月期の年8円配当に対する利回りは1.2%とそれほど魅力的ではないし、会社予想の1株利益15.2円に対しPERが40.9倍と非常に高いことがある。

  もちろん、マーケット人気ということでは、アベノミクスの日本強靭化計画にマッチしている強みがある。しかし、それにしても90%を超えると値上り率と、40倍を超えるPERを考え合わせると、やや「人気先行」と言わざるを得ない。

  当面は、5月中旬に発表予定の決算で、2014年3月期の1株利益がどの程度になるか、さらに、増配が見込めるか、といったところが見所となるだろう。仮に、2014年3月期の1株利益を20円とみた場合でもPERは31倍強となお高い水準である。

  一時、急膨張していた信用買残は大幅に減少し、信用面からの上値圧迫は薄らいでいる。その当時の信用買いの平均コストは350~400円と推測され、果たして高PERの今、相場に対し玄人の信用利用の買方が再び買ってくるかどうかは微妙なところである。結局は、明確な1株利益向上あるいは増配が見込めないと上値は難しそうだ。

  アベノミクス関連銘柄の循環買いで人気的に買われる場面はあっても上ヒゲをつける展開が予想される。足元は決算発表を見極めるところだろう。(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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