【アナリストの眼】フォーカスシステムズは公共、通信ネットワーク、金融分野のSIに明るさ、株価はボックス下限

2013年4月23日 09:24

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  システム開発のフォーカスシステムズ <4662> (JQS)の株価は調整局面のようだ。ただしボックスレンジ下限に到達した形であり、反発局面が接近しているようだ。営業損益改善に対する期待感を強めて出直る可能性があるだろう。

  公共分野、通信ネットワーク分野、金融分野を中心とするシステムインテグレーション(SI)事業、システム運用・保守などのITサービス事業、そして情報セキリュティ事業などを展開している。公共分野がやや低調だが、民間のIT関連投資が回復傾向を強めている模様であり、前期(13年3月期)に続いて今期(14年3月期)も営業損益の改善が期待されるだろう。

  なお、12年8月10日および12月27日発表の自己株式取得(取得株式総数上限20万株、取得価額上限1億円、取得期間12年8月13日~13年3月31日)は3月31日で終了した。累計取得株式数は15万6700株、取得総額は9827万2300円だった。

  株価の動きを見ると、3月18日に発表した前期配当増額修正を好感して3月22日に650円まで戻した。配当権利落ち後は概ね560円~580円近辺で推移している。4月19日の終値563円を指標面で見ると、前期推定PER(会社予想のEPS12円69銭で算出)は44倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間15円で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前々期実績のBPS821円66銭で算出)は0.7倍近辺である。

  12年12月の高値679円から反落し、26週移動平均線を割り込んで下降トレンドの形だが、週足チャートで見ると概ね550円~680円近辺でのボックス展開のようだ。足元は560円~580円近辺で推移しているが、直近安値である3月7日の552円、そして12年8月の552円を割り込むことなく、ほぼレンジ下限に到達したようだ。決算発表が接近し、今期営業損益改善に対する期待感を強めて出直る可能性があるだろう。(本紙シニアアナリスト・水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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