【株式評論家の視点】ユーグレナに個人投資家の買いが集まる、成長性への評価機運が強い

2013年4月4日 09:59

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄の見所>

  ユーグレナ <2931> (東マ)の相場付が変わりつつある。政府の総合科学技術会議が次世代エネルギー政策の重点分野にメタンハイドレートや藻の活用など9分野を選定する方向と伝えられ、ミドリムシからジェット機燃料製造の技術を研究している同社に期待人気が集中し、4月1日には4890円の高値まで買い上げられた。

  5月にとりまとめられる科学技術イノベーション総合戦略において微細藻類を利用したバイオ燃料の生産などが盛り込まれ、来年度以降の予算配分に反映される模様。同社はJXホールディング <5020> の関連会社などと共同で、ミドリムシからジェット機燃料を製造する技術を研究しており、政策後押しで収益化への道が早まる可能性も出てきている。

  微細藻ユーグレナ(和名ミドリムシ)は、植物と動物の両方に分類される特異な生物。植物性栄養素と動物性栄養素の両方を含む59種類の栄養素を有している。二酸化炭素耐性が強いため、工場や発電所が排出する二酸化炭素を利用した培養が可能で、食品や化粧品のほか、高付加価値な飼料の開発や環境浄化用途など様々な分野で利用の拡大が想定されている。

  同社は事業を最終的に5つの分野へ展開していく戦略を描いている。バイオマスの5Fの考えに則って、価格が高い順からFood(食料)、Fiber(繊維)、Feed(飼料)、Fertilizer(肥料)、Fuel(燃料)の各分野において、培養技術の更なる向上・開発により、原料の低コスト化を実現する方針だ。

  そうした成長性が評価されているため個人投資家の買いが衰えず、4月1日の高値から一服した後、再び買い直される展開となっている。(株式評論家・隆盛)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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