【注目銘柄】高値圏での動き煮詰まる川本産業、09年の685円へ

2013年3月11日 09:44

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  ガーゼや手術用品など医療用衛生材料大手の川本産業 <3604> (東2)に注目したい。今期(13年3月期)好業績見通しを評価して、株価は上値追いの展開が期待されそうだ。

  今期業績(非連結)見通しは11月5日に利益を増額修正し、売上高が前期比2.1%増の303億30百万円、営業利益が同37.9%増の5億82百万円、経常利益が同31.7%増の4億75百万円、純利益が同53.3%増の2億65百万円としている。繊維加工品が市場規模縮小の影響で低調だが、主力の衛生材料で高付加価値製品の販売強化、売上総利益率の改善、販管費抑制などが寄与して大幅増益の見込みだ。通期予想に対する第3四半期累計(4~12月期)の進捗率は、売上高が76.1%、営業利益が86.4%、経常利益が109.3%、純利益が113.2%で、経常利益と純利益は超過達成の状況だ。第4四半期(1~3月期)も感染予防関連(ノロウイルスやインフルエンザなど)の需要期であること、育児用品が想定以上に好調な模様であることなどを考慮すれば、再増額の可能性が高いだろう。

  株価の動きを見ると、350円近辺のボックスレンジから上放れて水準を切り上げている。足元では上げ足を速めて3月7日には597円まで上昇する場面があった。今期好業績見通しを評価して再増額も期待する動きだろう。3月8日の終値560円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想EPS44円22銭で算出)は12~13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間14円で算出)は2.5%近辺、実績PBR(前期実績のBPS777円90銭で算出)は0.7倍近辺である。

  足元で急伸したため目先的にはやや過熱感があるものの、日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調の展開だろう。今期再増額の可能性を考慮すれば指標面に割安感があり、感染予防関連のテーマ性も支援材料だろう。上値追いの展開で09年8月の685円が視野に入りそうだ。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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