【狙い場・買い場】東京エレクトロンデバイスは来期期待から上げ足速める公算

2013年3月11日 09:42

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

  半導体・電子デバイス商社の東京エレクトロンデバイス <2760> に注目したい。株価は来期(14年3月期)の業績回復期待で出直り歩調である。レンジ上放れて上げ足を速める可能性もありそうだ。

  今期(13年3月期)連結業績見通しは、1月29日に2回目の減額修正を発表して売上高が前期比3.8%減の830億円、経常利益が同50.7%減の11.5億円、純利益が同42.8%減の5.5億円とした。需要低迷が想定以上に長期化していることに加えて、純利益については子会社の繰延税金資産取崩による税金費用増加も影響する模様だ。通期予想に対する第3四半期累計(4~12月期)の進捗率は、売上高が74.9%、経常利益が75.7%、純利益が76.2%だった。来期は、半導体・電子デバイスの需要回復が期待され、クラウドコンピューティング関連のネットワーク機器も市場拡大効果が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、出直り歩調となって水準を切り上げ、足元では概ね戻り高値圏の15万円近辺で推移している。3月8日には15万1500円まで上昇して1月31日の15万1000円を上回る場面があった。今期2回目の減額修正で悪材料も出尽くし、来期の業績改善を期待する動きだろう。3月8日の終値15万600円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS5188円68銭で算出)は29倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6600円で算出)は4.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS22万0584円82銭で算出)は0.7倍近辺である。

  日足チャートで見ると、一旦割り込んだ25日移動平均線をすぐに回復して強基調を維持している。また週足チャートで見ると13週移動平均線近辺から反発した。サポートラインを確認した形であり、13万円~15万円近辺のボックスレンジから上放れの動きも強めている。主力銘柄に比べて出遅れ感も強いだけに、12年6月の15万2000円、12年3月の15万2900円を突破すれば、上げ足を速める可能性があるだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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