【編集長の視点】アートスパークHDは業績黒字転換で3分の1戻し水準から全値戻しへ

2013年3月11日 09:41

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<銘柄ウオッチ>

  アートスパークホールディングス <3663> (JQG)は、昨年4月にセルシスとエイチアイが、共同株式移転により経営統合されて設立・上場され、設立2年目で初の12カ月決算となる今12月期業績は、事業構造改革などの実施により、黒字転換を予想しており、割り負け訂正で一段の値戻しが期待される。株価は、昨年の上場時高値419円から同安値179円まで調整した調整幅の3分の1戻し水準にあるが、全値戻しへ勢いをつけよう。

  事業構造改革は、中期的な目標である「新しいグラフィック・デジタルコンテンツの創造と醸成」に向け中長期的・短期的な「選択と集中」施策を実施して経営資源の戦略的な運用を推進することを基本にしており、事業セグメントの見直し、組織の統廃合、オペレーション見直しよる効率化、事業構造に見合った人員の最適化などを図っている。具体的には電子書籍サポート事業でAndoroido向け電子コミック配信サービスで80%以上のシェアを継続している電子ビューワー「BS Reader」や、クリエイターサポート事業の2D・3D系制作ソフトウェアの融合などにより5年後に連結売上高70億円を実現する。

  この事業構造改革に向け、セルシスではすでに32名の希望退職者場を募集し、エイチアイではアプリケーション事業の大幅な縮小などを実施、統合2年目の今期業績は、売り上げ37億円、経常利益9500万円、純利益9000万円と予想している。利益は、統合後9カ月決算で事業構造費用などの特別損失を計上したことに伴う前期の6億9000万円の経常損失、13億5000万円の純損失から黒字転換する。

  株価は、PER18倍台、PBR0.7倍と下げ過ぎを示唆しており、今年1月高値289円、昨年10月の戻り高値314円奪回から全値戻しへ弾みをつけよう。(本紙編集長・浅妻昭治)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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