【アナリストの眼】「アンカー」好調のサンコーテクノ、息の長い老朽化対策テーバが強い

2013年3月11日 09:40

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記事提供元:日本インタビュ新聞社

<業績&株価分析>

  サンコーテクノ <3435> (JQS)に注目したい。アンカー(コンクリート用の特殊ネジ・釘類)の大手であり、老朽化インフラ補修・更新関連やメガソーラー関連を追い風として収益拡大が予想される。株価は上値追いの展開が期待されるだろう。

  今期(13年3月期)連結業績見通しについては、売上高が前期比7.9%増の149億50百万円、営業利益が同13.2%増の6億60百万円、経常利益が同2.8%増の6億円、純利益が同22.6%増の3億50百万円としている。ただし通期会社予想に対する第3四半期累計(4~12月期)の進捗率は売上高が72.6%、営業利益が103.5%、経常利益が110.3%、純利益が97.4%に達している。下期偏重の収益構造であることも考慮すれば大幅増額修正の可能性が高いだろう。

  主力の金属系アンカー(あと施工アンカー)の需要が震災復興関連や耐震補強関連などで好調であり、全国的にメガソーラー事業に参入する企業が相次いでいるため、太陽光発電の架台設置用に使用される金属系アンカーの需要に追い風となる。来期(14年3月期)も収益拡大が期待されるだろう。

  株価の動きを見ると、1月末に2000円台に乗せて上げ足を速め、水準を切り上げている。第3四半期累計の大幅増益や通期予想に対する高進捗率を好感する動きのようだ。3月4日には2555円まで上昇する場面があった。3月8日の終値2520円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS172円01銭で算出)は14~15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間35円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS3260円88銭で算出)は0.8倍近辺となる。

  日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって水準を切り上げている。強基調の展開を継続しているようだ。今期業績増額の可能性に加えて、老朽化インフラ補修・更新需要という息の長いテーマ性も支援材料であり、上値追いの展開が期待されるだろう。11年5月の2558円は射程圏であり、07年3月の2750円が視野に入るだろう。(本紙・シニアアナリスト水田雅展)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

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